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片道GO!で東京→名古屋下道縛り【酷道299号→国道153号走破・前編】

こんにちは、暑すぎて毎日狂いそうになってる秘境が丘です。

今回の記事は片道GO!というトヨタレンタカーの激安乗り捨てレンタカーを借りて異常なルートで帰省、つまり”奇”省をしたよーっていう旅行記です。酷道として知られるR299と三州街道や飯田街道を構成する幹線のR153を走破し、一日半かけて名古屋を目指します。ともに200kmを超える長い国道。前編はR299を走破、長野県塩尻市までです。

※片道GO!の詳しい説明は省きますが、分からない状態でも記事読むうちになんとなく分かると思います。興味があれば調べてみてください!

レンタカー貸出の儀

日曜の朝8時半、レンタカーの調達に行きます。たまたま前日に名古屋までの片道GO!が出たので予約済み。車種は初めて乗るアルファードでワクワクします。アルファードを48時間4400円で貸してもらっていいんですか…!!!

途中の道の駅にて

やっぱりでけぇ〜
これに一人で乗るの冷静にぼっちすぎる説はある。

いざ酷道299号へ!

酷道299号の説明を少ししておくと、天下の「国道」であるにも関わらず、そうは思えない狭さや路面状況の悪さであることを意味する「酷道」の中で、関東最恐とも言われているのが国道299号線。路線はこんな感じ(雑なgoogle mapですみません)に埼玉県入間市と長野県茅野市を山間を縫って結んでいます。

距離は200km近いのですが、実際に酷道なのは長野・群馬県境の十石峠のみ。ただ、この十石峠は超一流の酷道で、冬季はもちろん閉鎖、夏季でも頻繁に崩落を起こして閉鎖される有様。まあ今は通行できそうなので、とにかく行ってみよう!

東京→埼玉県入間市

言うて遠いし辛い。色々予定をこなしていたら東京出発が10時過ぎになってしまい、日曜午前とあって道も混んでいて地味にだるい。国道254号を北上していきます。休憩含め2時間をかけて到着。

埼玉県入間市→埼玉県秩父市

12時過ぎ、いよいよ国道299号に入ります。入間〜飯能はバイパスと現道がありますが、今回は現道を終点→起点の方向で走っていきます。終点のR16河原町交差点。

背景に西武の特急ラビューが見えます。秩父まではずっとこいつと並走する形ですね。

味のある歩道橋。「一般国道299号線」の文字だけで一晩飲めそう。R299とR407の重複区間なので熊谷も青看の行先に登場します。

飯能に入り小鹿野が行先に登場。ただ○kmが消されてる青看が多かったのはどうしてなんでしょう…?バイパスが通ったから???よく分からん。

電柱のない飯能の市街地を走ります。

飯能の市街地では踏切を3回渡ります。たまたま西武の復刻塗装に遭遇。

この踏切の先でバイパスに合流。一気に信号が減り気持ちいい山道を進みます。

単調すぎて眠気と戦っていたら正丸トンネルを越えて秩父まで10kmになってました。古めの青看好き。疲れたので休憩します。

道の駅果樹公園芦ヶ久保。時刻は13時半。日曜とあって駐車場はほぼ満車の大賑わい。川遊びしてる家族が多かったような。

秩父名物わらじカツをいただきます。しっかりボリュームがあって美味しかった〜

この道の駅、西武の芦ヶ久保駅に併設しているのですが、たまたま52席の至福が停まっていました。僕も将来こういう夫婦旅行とかしたいが…

いやー全員が幸せそうな雰囲気の道の駅で食べるぼっち飯最高すぎた。1時間もいてしまいましたが先を進みます。また良い歩道橋と青看。秩父はすぐそこです。

15時、秩父の市街地に着きました。

埼玉県秩父市→志賀坂峠(埼玉・群馬県境)

市街地を過ぎて少しすると窓から武甲山が綺麗に見えていました。日本を代表する石灰石の山ですねえ〜 仕事人感があってかっこいい。

志賀坂トンネル出てくるのね〜面白いね〜と思っていたら、

キロポストも志賀坂トンネル基準で立っててびっくり!そもそも国交省管理じゃないのにキロポスト立ってること自体が珍しい気がする。

志賀坂峠が近づくと一層山道らしくなってきます。とはいえまだ二車線あって走りやすいですね。

16時前に志賀坂トンネル到着。さほど狭くはないですね。

国境の短いトンネルを抜けるとグンマー帝国であった。

志賀坂峠→十石峠(群馬・長野県境)

順調に上野村到着。16時過ぎに道の駅に入場。ここも川遊びとかキャンプの人たちで大賑わい。デカい車だらけで自分のアルファードもめっちゃ馴染んでます。こっちは一人やが…

流石に交通量が減ってきます。青看にも十石峠が登場。

16時40分、十石峠区間の入口に到達。ここからが酷道区間です。ゲートを越えるとテンション上がりますねー!

山深いですね、とはいえガードレールはしっかりあって腐っても国道。

たまに眺望が開けます。見渡す限り全部山。

おにぎりと酷道。結構交通量があって対向車とのすれ違いが多いのはちょっと辛かった。あとは後続車がいたのも地味にプレッシャーでした。不慣れなアルファードでごめん…流石に途中で抜かしてもらいましたが笑

17時10分、十石峠到着!流石に誰もいません。展望台も今は登れました。

アルファードと十石峠。

十石峠→長野県茅野市

長野県側の酷道区間は短いです。集落が現れると一気に快走路に。このあたりで奥の黒い雲で雷がバンバン落ちててビビってた。

しばらくするとR141との重複区間に入りますが、すぐに単独に戻ります。日が落ちてきましたが、麦草峠越えに差し掛かっていきます。

麦草峠越えの区間はメルヘン街道と愛称が付いていて標高100m登ることに逆三角の標識がついてきます。えらい重厚な装備やな…w

18時20分に標高2127m、麦草峠に到達。この日東京では最高気温38度とかの死ぬ暑さだったんですが、ここは20度切ってましたね。標高こそ正義。

峠を越え快調に降りていきます。鹿に4、5回遭遇したのはちょっと参りました。こいつ、郷に入れば郷に従えって目をしてやがる…

山を降りると美しい夕焼けが。見えてる綺麗な形の山は蓼科山かなあ。

R152と合流します。串刺しおにぎり登場。ゴールはすぐそこです。

19時半に起点のR20新井交差点に到着。いやー長い200kmやった。酷道とはいえ意外と走りやすいなという印象でした。実家のカローラでもう一回走ってみたいかも。

かっこいい0キロポストがありました。いい話すぎ。長野県やるやん。

車中泊

長野県茅野市→長野県塩尻市

ちょうどモスバーガーがあったのでドライブスルーで夕飯にします。まだ名古屋まで半分くらいか…?と思ったら運転する気が失せてきた(おい)ので塩尻の道の駅で車中泊することに。

この車、ライトが卑しいな…w
続きは後編をどうぞ。国道153号を走破していよいよ名古屋を目指します。

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