期間のある休日を充実して過ごす方法:文具好きにおすすめしたい手帳術
はじめに
いつもダラダラと過ごしがちな休日。特に、盆休みや年末年始の休みのような、普段は仕事で取れないような長期的な休みはだらけてしまう人も多いかと思います。子どもの頃、夏休みの宿題がやる気になれず、ダラダラと過ごして最終日に苦労していたようなタイプ。そんなタイプの人には耳が痛い話だと思います。
「休み期間中に〇〇しないとなぁ」は、最後までしません。もしくは最終日に切羽詰まってすることになります。そして、休みが終わった時には「まだしたいことやしないといけないことがあったのに、ダラダラと過ごして何もできてない」と達成感を感じることはできなくなってしまいます。自分の過ごし方に「もったいないことをしたな」と後悔を抱いてしまいます。後悔を抱いてしまう方は、自分で「どうにかしたい」と思っている人なので、一つの方法として私の仕方が参考になればと思います。以下で紹介する方法はもう5年以上長期休みに限って取り組んでいる仕方です。
充実した休み期間を過ごすために取り組んでいること
ノートもしくは白紙の紙でぜひやってみてください。もしくはノートアプリやメモアプリでもいいとは思いますが、いつでもさっと目に入るというのが大事な点です。ここでは紙媒体での取り組みを伝えます。それでは、後回しにしないための取り組み行程を5つ説明してきます。
1.洗い出し(1ページ目)
2.長期的な計画を立てる(2ページ目)
3.予祝をする(3ページ目)
4.毎日、1日ずつ計画を立てる(4ページ目以降)
5.ふりかえり(最後のページ)
1.洗い出し(1ページ目)
まず、
・しなければいけないこと
・したいこと
の2つを書き出してみましょう。書き始めてみると、したいことでもないし、優先順位低いけど、こんなことでもいいのかなという小さなこともあります。それもどんどん思いつく限り書いてみましょう。書き出して余裕があれば優先順位をつけてみるのも分類してみるのもありです。私はそこからさらに絞って、あえて少なくすることもあります。本当にしたいことやしなければならないことは何なのかを洗い出すためです。
手順
①紙1枚に「しなければいけないこと」「したいこと」を思いつく限り書き出す
②書き出したものの中で、優先順位をつけてみる
③書き出したものの中で、優先順位の高いものを1ページ目に書き出す(日々見直すときに見やすくするため)
これは手順①ですが、ここからさらに絞って書いていたりします。こんな程度のしたいことでいいと思います。そして休みを過ごしているうちに新たに「これしないと」「あれしたいな」が出てくるので、どんどん追加していきます。これが最初のページになります。
毎日休みを過ごす中でスマホやメディアを見ているうちについつい意識の外側へ行ってしまうタスクを洗い出すわけです。そしてそのタスクを目にみえる状態にしておくということが大事です。
2.長期的な計画を立てる(2ページ目)
長期的な計画を立てることで、見通しが持てます。簡単にカレンダーを記入して、休みの日だけ色を変えたり、マークします。 そうすることで、月間での大きな見通しが持てます。これが月を跨ぐ場合は2月分記入します。
さらにこのカレンダーの下に、表を記入します。この時、「タスク」は1の洗い出しで出てきたタスクのうち、優先順位の高いこと。書かなくてもするようなことは書かない。
1日付
2タスク
3予定
を記入する。私は1番左に休みが何日目かを書いています。残りがどんどん減っていく感覚が楽しいです。終わった日にはマークしていくと達成感も感じられます。
この長期的な計画段階では、この通りにいかないのはもちろんなので、おおよそで結構です。そして、計画通りに行かなかったからといって落ち込む必要もありません。この後の「4.毎日、1日ずつ計画を立てる」の段階で、具体的に予定やタスクを記入していくからです。
3.予祝をする(3ページ目)
「予祝」って言葉を知らない方も多いかと思います。ひすいこたろうさんの『前祝いの法則』を読んで、使えるかもと思い、「予祝」を3ページに取り入れてみました。実際にやってみると、モチベーションがすごく高くなり、継続して計画に取り組めています。予祝=「今、未来で起こることを祝う」ということです。
「予祝」を長期的な休みの計画に取り入れる方法としては、「休みの後の自分になって休みの振り返りを書く」という仕方です。私の場合は「8月31日の自分になって、夏の休みをどう過ごしたか」を書きました。「どう過ごしたか」は自分の理想を書くのです。そして理想通りに過ごせたことによってどんな良いことが起きたのかまで、書きます。
この例のように「8月31日の自分」になって書いてみると、具体的にこんな出来事があって、こんなことをしたまで考えることができる。「休みを充実して過ごす」という目的を達成するために未来の自分に立って考えると、自分が求めていることや、求めていることを達成する方法がわかってくる。そして達成した後の良かったこともエピソードとして書いてみると、モチベーションが上がる。「8月31日に、計画を達成できたことや試験に合格したことなどを祝っている」というわけです。これを私は3ページに書くことにした。
ひすいこたろうさんの『前祝いの法則』↓
4.毎日、1日ずつ計画を立てる(4ページ目以降)
長期的な計画や予祝を書いたことで、もう見通しはかなり持ててきていると思います。これだけで計画どおりに過ごすこともできる人もいるかもしれません。ただ、1日という時間で計画を立てないと、ダラダラと過ごしてしまうタイプもいます。私がそうです。1日の計画を立てるときに必要な項目を以下にあげてみます。
1日の計画に必要な項目
・何日目か
・目標(1日ごと)
・タイムスケジュール
・ふりかえり
ついでに以下は後で追加した私なりの工夫です。
・長期目標の表で立てたタスク
・その日思いついたToDo
あってもなくても良いかなとは思います。これを書くことで、視認性とタスクへの意識づけが私の場合は上がると感じたので、書いています。
上の画像は私が実際に書いた1日ごとの計画ページです。1日につき、1ページ。赤字は、実際の予定をその日の終わり・もしくは翌日の朝に書いています。
真ん中のチェックボックスはその日に出てきたタスクや元々のタスクを記入してます。そして1日ごとのふりかえり用に「feed back」を入れています。目標が達成できたか、タスクはできたか、明日以降どうするか。できたことを具体的に書いて、達成感を感じたり。次回の工夫を書いたり。振り返りに使います。こうすることで、次のページでの計画の立て方を変えることができます。1日1ページなので、翌日は違うフォーマットで書いたり、項目を増やすこともあります。自分がこうすれば「わかりやすい」「やる気が出る」という工夫をふりかえりで考えて、翌日に反映させるのです。なので、初めにまとめてフォーマットを書く必要はありません。書いてしまうと自分で自分の首を絞めることになるからです。選択肢がなくなり、工夫が反映しづらくなります。
5.ふりかえり(最後のページ)
休み期間の最終日以降に、このふりかえりページを書きます。1日ごとのふりかえりと違い、この休み期間の総評です。「できたこと」に重点を置いて、記入していきます。そして、計画を立ててどうだったかを考えます。この振り返りを記入する前から、達成感は感じているはずです。さらに自己を肯定していくために、今までのページや初めのタスク、予祝も踏まえてどうだったかを書いていきます。そうすることで、やっと「充実した休みだった」と思えるはずです。
おわりに
あまりこういうノウハウのような記事を書くことは今までなかったのですが、継続して自分が取り組めている方法なので、紹介してみました。今年は、「予祝」という言葉を『前祝いの法則』から知り、取り入れてみました。これがさらにモチベーションを高めるのに繋がったと思います。私は知り合いからオススメされて読み進めていきましたが、他にもいろいろな取り入れ方があると感じています。ぜひ本を手に取って読んでみてほしい一冊です。
ひすいこたろうさんの『前祝いの法則』↓
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