不注意なだけでミステリーじゃない 2025/1/6
ホテルで目が覚める。朝食バイキングの券をもらっていたが、朝食付きだと知らずに昨晩コンビニで買ったおにぎりがあったし、連日食べ過ぎている感じもあったのでパスした。
改めてきょう行こうと思っている美術館へのアクセスを調べてみると、月曜日は休館だという昨日は気が付かなかったことに気付いた。正確には、休館日は常設展が休みなのであって、期間限定の特別展は会期中はずっと開いていると思い込んでいたが、美術館自体が休館の日は否応なく入れない、ということに気が付いた。行く前にそれがわかったのは不幸中の幸いだった。
代わりに行ける美術館はないか急いで調べたが、月曜日はどこもかしこもお休みだった。雨も降っていたし、おとなしく帰宅することにした。
途中下車して、かつて住んでいた街へ降り立ち、よく行っていた喫茶店のカレーライスを食べに行った。アルバイトの人は変わっていたが、カレーの味は変わっていなかった。帰りに夕木春央の『方舟』を買って電車で読み始めた。
夕方頃に帰宅し、いくつか仕事の連絡をしたら若干お腹が空いてきたのでマクドナルドへ向かった。エヴァンゲリオンとのコラボと書かれていたハンバーガーを食べながら『方舟』を読んだ。8割くらい読んだところで、店内の暖房が暑く感じてきて店を出た。
寝る前に『方舟』の残りを読んでしまった。ミステリー小説はかなり久しぶりに読んだ。帯の「この衝撃は一生もの」というコピーは言い過ぎな気がするが、一気に読んでしまったのだから、かなり面白かったのだと思う。ミステリーを読み慣れている人からしても、「衝撃」のある作品なのだろうか。
『方舟』みたいに巨大な地下建築に閉じ込められるのも良いが、ホテルを予約するときに朝食が付いていると気づかない、美術展が定休だと気づかない、こういった日常の「謎」もミステリーの題材に昇華してもらえるとありがたい。
きょう聴いたラジオ
AマッソのMBSヤングタウン Vol.170