【妄想ライオンズ 30】シーズン点検ー中継ぎ・抑え投手ー
今日は中継ぎ・抑え投手の主だった選手の今期を振り返ってみたいと思います。
平良海馬 A
61試合 1勝 3敗 35HP 9 S 防御率 1.56 投球回数 57.2 WHIP 0.94
多少の離脱時期はありましたが、年間61試合に、1点台の防御率、8回も、9回もこなしいわゆる勝ちパターンの中軸を担いました。ある意味、ライオンズの屋台骨を支えた1人、と言って良いでしょう。奪三振率が11.71というのも秀逸です。来季も怪我なく過ごしてくれれば、ライオンズの終盤を支えてくれるでしょう。
水上由伸 A
60試合 4勝 4敗 35HP 1S 防御率1.77 投球回数 56 WHIP 0.91
今季の勝ちパターンの先陣を切るのはこの人。勝ち気な投球、気風のいい投げっぷりで相手を黙らせる、という感じは、終盤を投げるピッチャーとはこういうものだ、という雰囲気を見せてくれました。例え打たれても、それを引きずらずに、次の機会も「オラオラ」と出てくるところがいいです。来季はぜひ球速アップをはかり、一番後ろも担えるようになってほしいです。
増田達至 Aー
52試合 2勝 5敗 7HP 31S 防御率2.45 投球回数 51.1 WHIP 0.92
前半から夏場前の離脱するまでは、絶対的な存在でした。この人の復活が、平良、水上の安定した投げっぷりに繋がったと言って過言ではないでしょう。球速も150キロ近い物が出るようになっていて、9回という特別な回を十分に知り尽くした立ち回りは、安心感がありました。ただ、コロナで離脱してからの後は、安定感に欠け、終盤は大事なところで9回を平良に任せるという場面も目につきました。1シーズン通しての安定して9回、というわけにはいかないのかな。。
宮川哲 Bー
45試合 1勝 0敗 2HP 1S 防御率2.59 投球回数 48.2 WHIP 1.34
勝ちパターンというより、負けているときに登場することの多かったわけですが、ビシッと行く時もありましたが、どうしてもランナーを背負いながら粘る、という投球が多かったです。いいボールを持っているだけに、回の先頭を出さない、四球での無駄な出塁を減らすなどが実現しないと、大事なところでは任せにくいのか、と。
本田圭佑 B+
45試合 4勝 2敗 24H P 防御率1.97 投球回数 50.1 WHIP 1.03
中継ぎに移って大いに球筋が良くなりました。ボールが強くなり、制球の良さが生きるようになりました。1回だけではなくて、2回でもある程度安心して任せられるところがあり、5回、6回、7回あたりで活躍をしてくれました。決め球となるようなボールが持てると、より後ろで大事な役割を与えられるのですが。本人としては、先発に戻りたいのかな。。。
森脇亮介 B+
43試合 1勝 1敗 11H P 1S 防御率1.72 投球回数 36.2 WHIP 1.04
途中にファームに行くこともありましたが、安定した投球で、勝ちパータンが不在であったり、連投であったり、調子の悪い時などにその代わりを務め、あまりある結果を残してきました。もっと強いボールがあれば、さらに重たい役割も与えられそうですが、彼も、先発の適性もありそうに見えます。
佐々木健 C+
37試合 3勝 0敗 8H P 防御率3.03 投球回数 29.2 WHIP 1.58
貴重な左の中継ぎとして、前半戦は大事な場面を任されることが多く、きっちりと役割を果たしてきましたが、後半はその役割を公文に譲ることになりました。ボールはいいものを持っていますが、四球は多いし、被打率も中継ぎ陣では一番高く、安定した投球が仕切れませんでした。コントロールを磨いてもう一度来季巻き返してほしいです。
公文克彦 B+
試合18 0勝 0敗 7H P 防御率0.00 投球回数 9 WHIP 1.11
シーズン後半にかけて佐々木に変わる形で、左のワンポイントとして厳しい場面を何度も切り抜けてくれました。むすっとした表情から150キロ近いボールを投げ込んできて、職人肌の活躍を見せてくれました。ランナーを背負ったところで必ず出ますので、どうしても打たれた時の印象も強いのですが、自責点がないというのも出色です。来季は通年での活躍を期待したいです。
この陣容に加えて、外国人としてボーとスミスもいますので、なかなか分厚い中継ぎ陣です。特に、勝ちパターンの次にくる3人、森脇、本田、宮川あたりの存在が大きいですね。いつでもその上の3人を食える力があり、チーム内の競争にいい緊張感を与えています。今年のライオンズの飛躍を支えたのは、この中継ぎ、抑えの安定であることは間違い無いです。来季は、勝ちパターンクラスにもう1人2人登ってきて、増田を追い出すくらいの活躍を見せてほしいです!