おしつぶされそうな貴方へ、苦しみの解析、分解。
怒りがなりやまない貴方へ、悔しくてたまらない貴方へ、憎くて仕方ない貴方へ、苦しくてたまらない貴方へ、無気力な貴方へ。
私もそんな人間の一人であり、同じ苦しみを抱えている。
もし、うつ病なら精神科に通えと言われるだろう。だが薬で病気が本当に良くなるだろうか?
顔も見ないで話だけ、聞いたか聞かないかでいる医者が出す薬を黙って貴方は飲めるのだろうか?
そもそも、子供の頃から優秀で給与も高額な医師が社会で潰されそうな患者の気持ちが分かるだろうか?
それは難しいだろう。医師も仕事だからと割り切っているが、彼らもうつ病患者の気持ちに寄り添えば自分もうつ病になることを知っている。
だから貴方が精神病院に入れられるような、錯乱状態で意識がぶっ飛んだ患者でなければ、精神科医はあまり役に立たないことが分かる。
では自己啓発セミナーやYouTuberだろうか?
彼らは感情論やもっともらしい理論で人をやる気にさせるのはうまいかもしれないが、それで結果は出ただろうか?
聞いたすぐ後はやる気に満ち溢れてはいるが、明日には虚脱感に襲われてはいないだろうか?
彼らの気持ちは本物かもしれない、だがそれで自分が本当に救われたのかは良く考えてみた方がいい。
人にはそれぞれの状況にあった方法があり、千差万別のやり方でケアしなければ本当の意味で救いにはならないかもしれない。
家族や友人、同僚や上司はどうだろうか?
論外である。
そもそも、精神の不調はこれら周りの人間からもたらされるストレスが原因が最後の引き金になることが多い。
これらの人間は信用できない。これは分からない人には、人間関係に恵まれた人には想像もつかないとは思う。
ではどうすればいいのだろうか?
行政や社会保障だろうか?
これは生活の安定として、ある程度は効く可能性がある。
しかし、他の仕事を斡旋されるだろう。
しかもまるで望まない仕事をだ。
彼らは「働けるだけありがたく思え」「今まで怠けていたお前が悪い」と思いながら、君に仕事を斡旋するだろう。
だが待ってほしい、君は本物に怠けていたのだろうか?
常に社会との葛藤と恐怖で押しつぶされそうになりながら生きてきたのではないのだろうか?
怠ける心はリラックスから生まれるので、もし貴方がリラックスした状態で怠けていなければ、
それは緊張して怠けていることになる。
緊張して、恐怖から何もしないのである。
これは怠けていると言えるのだろうか?
社会を恐れて人を憎み、常に自分の苦境を人や社会のせいにする人間はこうして出来上がる。
繰り返すが、私もそうした人の一人である。
だからと言って、自死する訳にもいかず。原因と思っている人間を殺害する勇気もない。
ならば自分を変える以外に道はないと、そう思えるのである。
これから、私が今まで生きてきて有効だと思った理論や理屈、方法を書いていくつもりである。
つまらない忖度はしないが、人を傷つけることを目的としないため、特定名指しの批判はしないつもりである。
また、人間のすることなので筋違いや、言っていることが変わることも大いにありえるし、貴方にはあった方法ではないかもしれない。それはご容赦願いたい。
また考えが変わった場合は言うことも変わる可能性がある。
人間は一貫性が好きな生き物なのさ重々承知しているが、客観的に評価した場合。
真の意味で一貫性のある人間なと一人もいない。
偉人や有名人の過去を詳しく調べれば、決して一貫性とは程遠いことは理解に難しくないだろう。
政治家の発言を一年間メモすれば、世間で立派とされている人間にいかに一貫性がないかは嫌でも分かるだろう。
あくまで貴方にとって[一貫性があるように見える]だけである。
だから、私が話すことは、貴方が使えると思ったところだけを使って欲しいと思う。
私がいくら凄いと言って知識を披露しても、
学問や知識は吸収する貴方が興味深いと思わなければまるで意味はないのである。
前置きが長くなったが、とりあえず今私が言いたいのは
[人や社会は変えられない、自分しか変えられない]
ということである。
君は落胆したと思う。手垢のついた言葉でなんの新鮮味もないと思ったのではないか。
だが、私は既に、医者や身近な人、社会が君を本気では助けてくれないと述べたばかりである。
そして実際に助けてはくれなかった。
もはや、自分で自分を助ける以外に術はないのである。絶望的に聞こえるかもしれない。
だがこの考えには救いもある。
自分で自分を救うしかないならば他人は気にしなくて良いのだ。
全く気にしない訳にはいかないかもしれない、しかし本気で自分を救うつもりのない人間に救いを求めていくら付き合っても、時間と精神力の無駄である。
大丈夫だ、貴方が犯罪者で逮捕されていない人間でない限り、現代日本において少なくとも食べるのには困らないはずだ。そして少なくとも死ぬことはない。
恐怖は怒りを怒りは憎しみを憎しみは苦しみを生む。
だから恐れないことである。
宗教はこの理屈をよく知っているので、布教の時に「恐れてはいけない」と言うのである。
宗教の勧誘ではなく自分を救うために使うのであればこの言葉は強力な武器となるはずである。
今日は一冊の本を紹介する。
https://www.amazon.co.jp/自己創造の原則―あなたは何を恐れ、何から逃げようとしているのか-知的生きかた文庫-ジョージ-ウェインバーグ/dp/4837901409
古い本だが有益な本だと思う。
実は私も全部は読めていないのだ、正直に話す。
長いし、外人特有の冗長な文体が読みづらい。
ただし、つまらない自己啓発より間違いなく真にせまっている。
とりあえず今日はこのあたりで、おやすみなさい。
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