攻めすぎた腕時計ブランド「GSX WATCH JAPAN」をキミは知っているか。
この時計、なにか違和感を感じませんか?
白い盤面に立体感のある、すり鉢状の文字盤。
日付けの窓に蓄光の時針と分針。
そして細い秒針。
うん、よくあるシンプルな腕時計ですよね。
では、問題です。
どこのメーカーの時計か分かりますか?
…そう、どこの時計か分からないんです。
では、ブランド名はどこに書いてあるかというと…
ベルトのバックル部分です。
…ここだけなんよ?
ここだけしか着けてる時に判断できんのよ…?
ヤバない?
文字盤にドーン刻印したらええやん?
それをやらんのよ?
スゴない?
初見でワシ震えたでよ。
そもそも「GSX WATCH JAPAN」は1995年に生まれた日本のブランドです。
メイドインジャパンにこだわり、趣向品と呼べるくらい最高な時計を世に送り出してきました。
興味のある方は調べてみると楽しめるかと思いますが、奇抜な印象をあたえる腕時計も沢山創られています。
「大人が真面目に遊び心と向き合った時計」
私はそんな印象を持ってるブランドです。
そして「バイオハザード」や「スターウォーズ」や「ジャイアンツ」ともコラボしていたようです。
攻めすぎか!
この腕時計は公式ホームページを読んでみるに2018年3月に発売されたらしい「P.B.G.01-1」というモデル。
そして、ブランドとして最後の腕時計のようです。
この時計の商品ページに書かれている文言が、ただただ潔くてカッコいい。
もう、ホント、読んでみてほしい。
引用しないから読んでください、下にリンク貼るから!
読んだ?
読みました?
スゴない?このトガりっぷり。
時計としての存在を突き詰めたといいますか、なんというか。
ちなみにこの腕時計。
針に蓄光はあるし、日付窓はあるし、10気圧防水でソーラー充電まで搭載されています。
ヤバない?
最小限を盛り盛りですよ。
そしてドーム型の風防(ガラス)でカワイイ。
「この時計があれば最高すぎる」と言いたくなります。
10気圧防水ということは水深100mまで耐えられます。
私の人生、水深100mまで潜水することは無いと思われますが、安心が欲しい。
過去に別の時計の内部に水が入り文字盤が曇った事がありました。
それが続き、オーバーホールを何度かした事があり、防水性能に対し過敏になっているだけかもしれないけれど、安心が欲しい。
そういった話でもこの時計は今のところ内部に水が入った感じもせず、文字盤も曇らず、しっかりと時間を伝えてくれています。
そう、時間を伝えてくれているのです。
他の装飾を控えめにして、ひたすら時刻を淡々と刻んでいます。
ソーラー充電機能があるので、電池寿命も長いです。
まるで職人のようなストイックな時計。
とてもかっこいいと思っています。
"時間ってなんやねん"
と問われれば
「相対性理論とかそんな話になるんかな?」
くらいの知識な私ですが。
"時計ってなんやねん"
と問われれば
「抽象的な時間という概念のコンパスじゃないか?」
と答えます。
きっと、時間というのは私が思う以上に曖昧で、様々な解釈があるでしょう。
時計に対しても様々な価値観や解釈があるでしょう。
しかし私は声を大にして伝えたい。
「時計って多分、自分が気に入ったヤツが最高の相棒やで〜!!」
と。
人生を共にするバディのような、背中を任せられるヤツ。
そんな相棒が隣にいてくれたら最高じゃないですか。
そんなわけで、今日も私はこの時計を窓際に置いて寝るのでした。
「GSX WATCH JAPAN」は最高だぜ!
追記
個人的に憧れるのが、誰かから引き継いだ時計を大切に使っている人。
素敵すぎて眩しい!
物語や想いがこもったアイテムって踏み込めない重厚さがありますよね。
そして大切に使っている、その人もまた素敵だなと。
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