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自分のキャリアを構成する冒険的要素と「プロジェクト」の共有点、そして、教育への願いについて。


「MIMIGURI Advent Calendar2024 #わたしたちの冒険 」21日目を担当させていただきます、木村彰宏(あっきー)です。

これまで復興支援NPO、小学校教師、株式会社LITALICO、株式会社コーチェット、学校法人軽井沢風越学園とキャリアを歩み、2024年4月にMIMIGURIへジョインしました。

今年のAdvent Calendarのテーマ「#わたしたちの冒険」と聞いて、最初に思い浮かんだのは、ちょうど去年のこの時期に小学校4年生の子どもたちと一緒に「川の端っこ」を探して冒険していたエピソード。




2023年初夏「あの子達との「あの日」



「ねえあっきー、川の端っこってどこにあるんだろうね?」
「川の端っこってどうなっているんだろう?」

2023年初夏の「あの子」たち


そんな子どもたちの問いがきっかけで、軽井沢の川沿いを歩き回ったり、甲武信ヶ岳を登ったりして「川の端っこ」を探しました。結局冒険は一年近く続き、

どうして甲武信ヶ岳の源流の水はあんなに綺麗で美味しかったのに、いつも遊びに行く川はあんなに汚いの?自分たちはどこの水を飲んでいるんだろう?」と考え、下水処理場を訪れたり、

信濃川と千曲川は途中で名前が変わるけど、どうして?境目には何があるの?」と川の境目を目指したりしました。

そして気がつけば、信濃川の河口を目指して新潟県まで訪問することに。僕にとっても人生でなかなか経験しない、物理的・精神的な冒険でした。

仲間と一緒に冒険した記憶や経験が、いつかどこかのタイミングで「あの子達」の支えとなればいいなと願っています。これは、僕のエゴ。



軽井沢風越学園からMIMIGURIへ

さて、そんなエピソードと共に3月末まで「軽井沢風越学園」という学校でスタッフ(先生)として働いていた僕にとって、4月からMIMIGURIというコンサルファームにジョインしたこと自体も、精神的にも物理的にも新たな「冒険」と言えるでしょう。

さらに言えば、振り返ってみた時に、自分のこれまでのキャリア全体が、「冒険」のようでした。

どうして自分がこれまでのキャリアを(勿論、辛く苦しい瞬間も沢山あったのですが)ポジティブに「冒険」と捉えられているのか考えてみると、その理由の一つはは、自分の側に常に「自分を突き動かす問いや追いかけたいビジョン」が存在していたこと、そして所属する組織にも共に追いかけたいと心から思えるビジョン(目的)が存在していたことにあると思います。



キャリアと冒険

弊社Co-CEO安斎さんが過去に書かれたnoteで、冒険的世界観を『ONE PIECE』の麦わらの一味になぞらえた話があります。僕にとってこれまでのキャリアとはまさに、自身の問いやビジョンを大切にしながら、その時々で共感する目的を持った組織(船)に乗り、仲間たちと一緒に冒険を重ねていくようなものでした。

そんなキャリアの歩み方ができたのは、要所要所で「あなたにはどんな目的があるの?どんな問いを大切にしたいの?」と問うてくれ、僕の問いやビジョンを大切にしてくれる仲間たちに出会えたから。そのおかげで、船(組織)の目的地(ビジョン)にのみ連れられるのではなく、自分自身の問いやビジョンを深めながら、冒険をすることができました。これまで出会ってきた仲間たちに心より感謝したいですし、そんな組織に出会えてきた事を心より誇りに思います。

『ONE PIECE』では、麦わらの一味が行き着く島々で「共通の目的」を達成した後、新たな冒険を目指して仲間が船を降りるシーンが多くあります。今振り返ってみると、そんな麦わらの一味と同様に、自分の問いやビジョンを大切にする中で、一旦その船(組織)を降り違う船(組織)に乗るという選択もまた冒険の一部なのだと感じれます。

(相手がどう思っているかは別として)これまでお世話になってきた組織(船)、一緒に冒険をしてきた組織(船)は自分にとって今でもどれも本当に大切なものですし、そこに今でもいらっしゃる仲間も、既にその組織(船)を降りられた仲間も、「またいつか、どこかのタイミングで再会をして、一緒に冒険ができたらな」と願っています。

2023年秋にあの子達と、川の端っこを目指して冒険した甲武信ヶ岳



MIMIGURIでの冒険

、、、と、川の端っこの物語からスタートして、自分のキャリアを「冒険」というキーワードで振り返りつつ、MIMIGURIでの日々に目を向けてみると、MIMIGURIを通して関わらせていただいている様々な組織の皆様との「プロジェクト」もまた、社内外の方と、一定期間共通の船に乗って、一緒に冒険をするような営みなのだと気がつきます。

共通の目的や問いを設定し、カウンターパートの皆さまやMIMIGURIの仲間たちと共に、前に進んでいく毎日。

プロジェクトの目的や設定している問いと、自分の側のそれ(個人の中にある問い、ビジョン)を往還しながら、それぞれの個性や強みを活かしながら、時に泥臭い対話も重ねながら、絶対的な答えなどない中前に進んでいく営みは、まさに冒険のようです。

入社から8ヶ月が経ち、アドベントカレンダーの記事を書きながら日々を振り返ってみると、

「MIMIGURIの中で様々なプロジェクトに参画し、冒険を積み重ねることで、5年後や10年後には世界が "共に冒険した仲間" だらけになっていくのではないか、、」

と、うっかりワクワクしてしまった木村なのでした。

これからプロジェクトを通して出会う皆さま、そしてこれまで同じ船(組織)や違う船(組織)で出会ってきた皆さまとの「次なる冒険」を楽しみにしながら、自身のケイパビリティを拡張していく所存です。(気がつけばここまでワンピースメタファーで引っ張ってしまった、、、)



人生と冒険

冒険をテーマに、自身のキャリアやMIMIGURIでの日々を振り返ってみると、ワクワクの感情の先に浮かんでくるのは、僕の人生のメイン探究テーマの一つである教育に対する願いや、そんな教育をキーワードにこれまで出会い関わってきた子ども達(そしておとなの皆さま)の顔でした。

「人生とは、おとなになるということは、働くとは冒険し続けることだ。見方を変えれば、一緒に目的を追いかけたい、一緒に問いを深めたい、一緒に冒険したい仲間を増やしていくことだ。」

2024年12月14日のあっきーの頭の中


上記は僕なりの今の「人生の捉え方」でしかないですが、それぞれの「捉え方」で将来に希望を子どもたちが増えること、そして人生を楽しめるおとなが増えることを心から願っています。

では、学校とはどうあると良いのか教育とはどうあると良いのか。学校と社会との接続とはどうあると良いのか。組織とはどうあると良いのか。

考え出すと問いは尽きませんが、この続きは是非、記事を読んでくださった皆さまと共に、どこかのタイミングでお話しすることができれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



最後に

おっと最後に、宣伝宣伝!!!!!「冒険する組織」というコンセプトを提唱する弊社 Co-CEOの安斎さんの最新刊、『#冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』が、1月に発売されます。

早期予約キャンペーンも実施しているようですので、購入を検討されている方は、是非ぜひお早めに申し込まれてください。

そして、MIMIGURIの冒険仲間たちによる「MIMIGURI Advent Calendar2024 #わたしたちの冒険はまだまだ続きます。

明日は、同じチームで日々冒険していて、「誰もが自らの人生を、主体をもって創りだせるには?」という素敵すぎる探究テーマをもっているまりなさんかな。

仲間たちの過去記事も、明日からの記事も、ぜひ引き続きお楽しみくださいませ!




2024年12月21日 木村彰宏


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