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マネーセンスという本を読んだから発信しちゃう
はじめに
現代人の多くの人が抱えるお金の不安。実はこの本の研究対象であるアメリカでは生活のストレスの第一要因がお金であることがわかっている。
このストレスに対処するために多くの人がもっとお金を稼ごうと努力するがこの対処方法は間違った対処法らしい。
その理由はこれらの要因がある
・年収が800万を超えたあたりから大幅な伸び率は見込めない
・年収が与える満足度や幸福度は相対的に決まる
このことからお金をひたすら求めて労働に励むのではなくまずはお金との向き合い方を変えていく方向のほうがお金のストレスを和らげる大きな第一歩となる。お金に対してのマインドを変えていくのだ。
私たちはなぜおお金の判断を誤るのか
人間は誰しもがお金に対するストーリーを持っている。生きてきた中でお金を使うことやお金についての判断お金が絡む状況を経験したことがない人はいないはずだ。
この個人個人のお金のストーリーがお金に対する考え方に寄与し「マネーシナリオ」という私たちが持っているお金に対する信念を芽生えさせる
このマネーシナリオには良いものもあれば悪いものもあり無論悪いマネーシナリオが私たちのお金の使い方に悪影響を与える。この悪いマネーシナリオを持っているとお金に対しての間違った認識や誤った判断をしてしまうマネーディスオーダーというものを引き起こす。
悪いマネーシナリオを書き換える
正しいお金の判断、私たちがより幸福になるお金の使い方をするためには私達の脳が無意識に持っている悪いマネーシナリオを良いマネーシナリオに書き換える必要がある。そのためにはまず個々のマネー体験を把握しその体験がもたらしているマネーシナリオ自己認識することがファーストステップだ。
マネーシナリオを認識するためのワーク
紙の中央部に端から端まで線を引き一番左側が0歳右側が今の自分の年齢だ。そして線から上に書くのはお金に対しての良い経験嬉しかった経験を書き下には悪い経験苦い思い出を書いていく
0歳から現在までお金の体験を書き出したらその体験の横に手短にその時感じたことを書き出す
2ができたらシート全体を見て今までの人生で得たお金の教訓を自分なりに1〜2文でまとめる
そして次の文章を完成させる 「結局、いままでの経験から得たお金についての教訓は〜〜〜〜 だ。
これでマネーシナリオが浮かび上がる。
そして良いマネーシナリオは残したままでいいが悪いマネーシナリオは書き換えたほうが良いので次に悪いマネーシナリオを書き換えるワークを紹介する。
先ほどのワークで浮かび上がってきたマネーシナリオが適切な状況はどんな場面かを具体的に場所や状況を踏まえ考える
適切でない状況はどんな状況かも考える
1と2を踏まえてより広いマネーシナリオを書き換えるにはどうしたら良いかを考える。
3の 筆者の例
導き出したマネーシナリオ 「お金がない人は惨めで恥ずかしい」
このシナリオが真実なのはどの状況か
・お金を持っている友人と比較した時
・彼女や家庭をお金が原因で幸せにできていないと感じた時
・必要なものが手入らない時
真実と言えないのはどんな状況か
・お金が無くても工夫し生活し幸福な人もいる
・お金が無くても人を惹きつけるような魅了がある人もいる。そのような人は後からお金や人がついてくる
このシナリオをもっと広やかなマネーシナリオにするには?
「確かにお金がない人は惨めで恥ずかしい思いをする時もあるしかしお金が無くても工夫して生活しメンタルが安定した素晴らしい魅力的な人間もいる」
こんなようにマネーシナリオを書き換えました。
私は幼少期のお金の経験から惨めさや劣等感を感じていてそれが散財に繋がっていたのでこのマネーシナリオに書き換えて散財しないように気おつけております。
マネーシナリオを書き換えたら
マネーシナリオを書き換えたら最後にマネーシナリオを脳に刻みこむ作業を行います。簡単に説明するとマネーのマントラを唱える作業。そしてマントラというのはインド発祥の言葉で変身を促す言葉やフレーズのことを指します。
最後にやろう!マネーのマントラを作るワーク
ごめんなさい筆者の例だと客観的にわかり辛かったので思うので本書の例を掲載します
1.自分にとって経済的な問題が生じる具体的な状況を明らかにしその時どんな感情が芽生えているのかを把握する
(状況)妻と一緒にある友人を訪問すると必ず私たちには不相応な高価すぎるクラブやレストランに行こうと誘われる
(マネーシナリオ)そのような店に行くお金を持っていない私たちは失敗者 だという物語が生まれる
(感情)居心地の悪い恥ずかしい思いをする
2.1で把握した感情の根源であるマネーシナリオを見つめこのシナリオよりも健全で生産的なバージョンをいくつか探して書き出す
・成功をお金で測る必要はない。私たちは自分がやってきたことに自信を持っている。
・私たちには夢と目標がある。それを実現するためには分不相応な生活をしてはならない
・私たちが失敗者かどうかは財産がどれだけあるとかないとかで測るものではなく、困った時にお互いを支えられるかどうかでわかる
3.自分の現状や今の価値観、目標に基づいた適切なマネーシナリオを作る。(ここで大事なのは前向きなマネーシナリオを書き出すこと)
・私たちはお互いとそしていずれは持ちたいと思う子供達と一緒に時間を過ごせるキャリアを選んだそのほうがお金よりも大事だから
4.新しいマネーシナリオの基盤にある価値観を明確する(この価値観がマネーのマントラになる)
愛し合い支え合うことや、心強く頼もしい家庭、筋のとおったお金の使い方のほうがお金を貯めたり所有物を増やすよりも大事だ。
こんな感じで書き変えていくわけですな。
マネーのマントラを作っても作っただけではいけなくて
メモ帳かなんかにマントラを書いて持ち歩くといざお金に対して間違った判断をしそうになる状況に陥った時にすぐ見返すことができるので効果絶大なのだそう。
まとめ
んーなんかお金に対するマインドを変えるのってこんなに面倒な作業なのかよと思ったわけですがこのワークをやるのとやらないのとじゃ今後の人生の貯金額とか収入とか幸福になるためのお金の使い方に長期的に影響するだろうなと本を読んで思ったので最初から最後まで全ワークやってみました。今後も定期的にワークをやってマネーシナリオを見直していこうかな、、、
他にもこの本にはお金の判断に対する脳の仕組みやお金の判断をミスる要因が事細かく書いているのでお金の本を読んで自分の行動を変えたい人以外にも知的好奇心を満たしたい人とかにもおすすめできる一冊じゃないかと