見出し画像

夜、寝る前に息子と話していたら涙がこぼれた。

今日は、久しぶりに長男が寝るまで、長男の横にいることにした。電気が消えて、ぽつりぽつりと、お話をする時間。



(太字は息子の言葉です。)


もうすぐ、保育園に行くね。

うん。

楽しみ?

・・・

不安?

ふあん。
(すぐに返答がくる)

不安かぁ。何が不安?
(あんまり深掘りするのはよくないかなと思いつつも聞いてしまう)

・・・

何が不安だろう。

幼稚園に行くの。
さみしいから。

そうか、寂しいよね。
じゃあ、ぎゅーっとしよう。
(長い間、抱きしめた)

ママも寂しいよ。

・・・

じゃあ、こっちもぎゅー。
(ママの頭を抱えて、ぎゅーしてくれていた)

うれしいよ、ありがとう。
(息子にバレないように号泣)




どんな気持ちでぎゅーしてくれたのだろう。
「ふあん」と言った心の中はどんなだったろう。

パパやママと離れること。
保育園という未知の場所。
新しく出会う大人や友達。

未知の世界が待っていること。

楽しみもあるだろうけれど、「ふあん」と言った、その息子の心に寄り添ってあげられたらなと思う。

大人だって、初めての場所はドキドキするもの。新しく出会う人はどんな人がいるのだろう。何をするのだろう。わからないことだらけで、心が追いついていかなくなりそうになる。

行ってしまえば、きっと楽しくなるはず。
きっと楽しいことが待っている。
大人は先が見えていて、そう思えるけど、子どもにとっては、今不安に思うのは当然のことだ。

それでも、「寂しい」と言ったママをぎゅーしてくれた優しさはどこからくるのだろう。

もうこんなに大きくなったのだなぁ。

と、抱きしめてみて思う。大きくなった。
いつまで抱きしめていられるんだろうとも思う。

産まれてきてくれたこと。
あなたに出会うことのできた人生。
大きいなと感じるまでに成長してくれた。
そして、これまでに数えきれないほどの幸せをくれた。

ママも寂しいよ。

でも、それ以上に、今の幸せも同時に噛み締めています。

あなたがあなたでいてくれて、
ここにいてくれること。
ほんとうに幸せなことだなぁ…と、

忘れないように。
忘れたくないから。
書き綴りました。




さまざまな子どもとのエピソードから、親としての気づきや学びを書き綴っています。こちらも、ぜひ覗いてみていただけると嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

やまだ めぐみ
サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。

この記事が参加している募集