古民家日記〜金庫から100年前の書類が出てきた〜
旦那が購入した富津市の古民家を掃除中の29歳女です。
今日は旦那と友人が金庫を頑張って壊して、中身を確認した。
結論:江戸〜明治の戸籍謄本や地租の書類が出てきた。興味深すぎる。
▲上総国天羽郡天神山村〜〜〜〜と住所が書かれている
上総国が正式な住所とされているってことは、廃藩置県よりも前、つまり江戸時代の情報ってことで間違いないだろうか。歴史に明るくないので自信はない。
明治時代の戸籍謄本も出てきた。「九女」とか書いている。隣の村から嫁いできた嫁の情報も書いている。本当に村って感じがする。
古民家の先祖たちは最初、わたしたちが訪れると「何者だ?」という目で見ていたが、今は慣れている。「いつものお前たちね」と馴染みを持ってくれている。
だからわたしもビビらずに仲良くしたいと思うし、大事にされてきたものは受け継ぎたい。
昔の家には土間がある。そして囲炉裏がある。それがセオリーだ。
ということで、セオリー通りに考えた場合「この部屋に囲炉裏があるだろう」と思われる部屋の床下を覗いてみたところ、やはりそれらしきものがあった。
ただ普通の囲炉裏ではなく、石造りだった。
たしかに大昔はコンクリートがないだろうから、囲炉裏を作るなら石かもしれない。いやー、それにしても石って。
古民家に残された昭和中期頃の写真を見ても、囲炉裏はすでに封印されて、囲炉裏がある場所の上にはこたつが置かれている。
つまり人間があの囲炉裏を見たのは60年以上ぶりだ。
なんという体験をしてしまっているのか。
このワクワクを自分たちだけで閉じ込めるのはもったいない……。こういうの好きな人、本当はたくさんいるだろうな。
来週は屋根裏を丁寧に見回して、棟札(築年数が書かれた札)を見つけたい。
旦那たちが2回ほど立ち入ったもののまだ見つかっていないが、なぜかわたしは見つけられる自信がある。先祖との意思疎通ができ始めている。
棟木に付けられてたら手が届かないけど、それらしきものを見つけることは、できるだろう。
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