家庭菜園1年生なりの肥料・農薬・種への考え
本格的に家庭菜園をはじめてから1ヶ月半ほど経ちました。畑の名前は #ご自愛ファーム 。
15品目17品種の芽が出てきてくれて、定植などをしたところ。
初心者のうちの考え方は貴重なので記録する。
ちなみに主に種屋さんで購入した種を使い、有機栽培(?)に属しそうなやり方をしています。
ご自愛ファームの肥料状況
↑しゅんぎくです
苗立てのための土は、ホームセンターの発芽用の土を購入。
畑には、堆肥を混ぜた。種を植える前にバーク堆肥(植物)、牛糞の2つを混ぜた。畑がカチカチだったので、ふかふかになればいいなと思って。
窒素、リン、カリウムを意識した元肥は特に入れてない。
理由としては
・「堆肥を入れておけば最低限育つのでは」という楽観的考え
・なるべく自然がいいなという考え
・工数とお金がかかりそうで手間だった
など。
最低限の資材で、ほどよく育たせるのが理想。
ご自愛ファームの農薬状況
↑自家製スプレーです
農薬については何も使ってない。
理由は
・ダメな雰囲気があるから
・家庭菜園レベルなら農薬を使わなくてもいける気がしたから
・よく分からなかったから
めちゃくちゃ強いこだわりがあるというよりは、農薬の知識がないし、無しでいいなら無しがいいわと思ったから。
農薬はダメな雰囲気があるけど、実際は何がどうダメなのか詳しく知らない。
化学肥料由来の成分を身体に取り込みすぎると、発ガン性・催奇形など将来の子どもへの悪影響・精神的な面への影響があるんだろうとは思ってる。(ちゃんと調べてないので分からない)
良くない小麦、白砂糖、質の悪い油などは即効性があり実感を感じられる「あまり良くない食品」だけど、
化学的なものは将来にわたって悪影響が出るんだと思ってる。(合ってるよね?たぶん)
化学肥料、添加物、プラスチックをレンジでチン。これらは似たような悪影響を及ぼすから嫌がられていると思うんだけど、合ってるのでしょうか。
話がそれてしまった。
農薬を使ってないからか、虫は来る。いまのところ、みずな、かぶ、ラディッシュ、きゅうりが被害を受けた。みずなに関しては食べられ過ぎて、人間が食べるのを諦めたレベル。無念。
虫にはお酢を混ぜた液体をスプレーするなど、効果があるのかは分からないけど工夫している。
農薬の代わりというか、害虫駆除の意味が強い。
種は何を使ってるの?
たねの森さんで買ったものを中心に植えている。ミニトマト、きゅうりなどの一部はサカタのたねを買った。
たねの森さんで買った理由は、翌年はできた作物から種とりができるから。循環する、何度も使える、翌年は種を買わなくて済む、と言えば伝わるかな。
ホームセンターで買う種は、綺麗にそろった野菜ができる反面、翌年実からとった種を植えても、いびつなものができてしまうらしい。
メンデルのあれだね。遺伝の分野は好きだったな。
とにかく、たねの森さんの種は、繰り返し循環するわけだ。毎年種を買わなくていいわけだ。
ホームセンターの種は、毎年買わなきゃならないわけだ。たぶん3年4年のスパンで根気強く循環させたら、形の揃ったものを作れるんだろうけど。技術的に自信はない。
ということで、なるべく繰り返し使える種を選んでみた。たねの森さん、種を分けていただきありがとうございました🙇
苗は買わなかった理由
苗からの方が圧倒的に簡単なんだけど、苗は一つも買わなかった!
理由はさっきも書いた通り循環する種がよかったから。
あとは半農半Xをやりたい者としてのプライド。これまでの4年間、プランターで苗から育てるのはやっていた。(じゃあ家庭菜園1年目じゃないやん!というつっこみはしないでください)
プランターで苗から。そりゃ育つ!ミニトマト、たくさん成る!
でもそれはわたしの思い描く自給のレベル・姿ではない。わたしがやりたいのは、広い畑での、たくさん収穫できるやり方だ。
だから苗ではなく、すべて種からやってみた。今のところ全ての品種で発芽を確認できた。素晴らしい。ベビーリーフとみずなは虫食いで諦めたけど。。
これからの肥料・農薬状況
これからミニトマト、きゅうり、ピーマン、おくらなど「実のなるもの」ができる予定。
噂によると肥料があった方がよいとか。
化学肥料は使いたくないので、有機肥料を使おうかなぁ。
今考えてるのは、ぼかし肥料と草木灰。
ぼかし肥料は、油粕や生き物の骨、魚、米ぬかなどを混ぜた肥料らしい。計算があまり必要ないので初心者でも使えそう。
ぼかし肥料はホームセンターで購入予定。本当は肥料も作りたいんだけど。材料あつめ+発酵?に時間がかかりそうなので、今年はやめとく。来年は作りたい。
草木灰は、その名のとおり草や木を燃やして灰にしたもの。これは自作できそう。野焼きは法律で禁止らしいけど、薪ストーブとか何とかを使ってやればいいでしょう。
ところで「野焼き禁止」って法律は適切なのだろうか。火事防止やヤバ成分を燃やすことによるヤバさ防止(雑!)としては必要かもしれないけど、みんなが自然なものを使って野焼きして、自給自足したら素晴らしい世界になると思うのだが。
野焼きとか、種とか、農薬の法律くらいはちゃんと知っておきたいところだ。知ったらたぶん、「戦前に戻そうぜ」とか思うんだろうな。
さいごに
わたしは有機のものを最低限使った、有機栽培ってものをしているのだと思う。特に意識はしていなかったけども。
マルチ(畑に敷く黒いビニール)も使わずに、籾殻(米の外側)をマルチとして使ってみている。
今のところ、自分には有機栽培くらいがちょうどいいかなぁと思ってる。完全なる自然農法でもなく、化学的なものをフル活用した方法でもなく、有機。(有機だって化学ではあるので、有機と化学を対比させるこの表現は適切じゃない)
理由は、完全なる自然農法を、わたしができる気はしないから。あと、どうせならたくさん収穫したいから。
本当は完全なる自然農法に興味があるので、一部は自然農法をやるのもありだけど。
来年は堆肥や追肥づくりから自作して、自給レベルの高い有機栽培をやりたい。
落ち葉を集めたり、米ぬかを集めたり、生ごみコンポストをやったり。本当はコンポストトイレを置いて、最強コンポストをやりたい。
最近、物の値上がりがすごいね。自給して自炊するのがわたしにとっての最高だと思ってたけど、日本全体で見ても、自給して自炊が最高なんじゃないかと思えてくるレベル。
経済の仕組みの恩恵を受けつつも、生きる上で一番大切な「食べる」くらいは、大きなものから脱出して自立したい。