わたしの本棚139夜~「ヘロとトパ」
旧船団(俳句のグループの名前です)のときの友人の水木ユヤさんから御恵贈いただいた詩集です。3号から5号まで3冊同時に届きました。船団在籍中は、話す機会が少なかったのですが、散在後、コロナ禍でのオンライン句会でご一緒しています。船団散在後、詩集を贈呈されたのは初めてで、言葉が楽しいです。
☆「ヘロとトパ」第3、4、5号 水木ユヤ 山本純子
第5号には水木ユヤさん5編、山本純子さん3編の詩が載っています。
水木さんの中では「春」という詩が好きで、一節です。
シロツメクサはぽんぽんと
首を伸ばして咲いています
ぽんぽぽんぽと咲いています
山本純子さんの中では「しりょくけんさ」が好きで、一節です。
ひだりななめうえ むく わっか
うがいを しているみたい
ひだりななめした むく わっか
うがいをぺーしているみたい
言葉はじけて、やわらかに遊んでいるようで、楽しい詩集でした。