[ブラック?]建設業界の長所短所 #デメリット編
さたんです。
全4シリーズにわたって公開してきました
「建設業現場監督のリアルな実態。」いかがでしたでしょうか?
ここではさらに求職者が建設業を検討した際の
判断ソースにできるような、業界にいることで享受する
メリット・デメリットをお話しします。
ちなみに本投稿のスケール感は、
”土木分野””施工管理””上場企業の規模感の会社”
でのメリットデメリットです!
2🌟建設業で働くことのデメリット。
⚡*休めない。
⚡*働いた分給料がもらえないことがある。
⚡*朝早い。
⚡*基本的に清潔ではない。
⚡*懐古的な風土で変化が少ない。
⚡*パワハラ・モラハラは一定数存在。
⚡*”働かないおじさん”が各所にいらっしゃる。
⚡*いつでもどこでも全国転勤の可能性がある。
以下に、業界の嫌なところを綴りますが、
さたんよりお願いがあります。
書く以上仕方のないことですが、
ダメなところだけで良し悪しを判断しないで欲しいです。
学生の方々には少し難しいと思いますが、
一軸で仕事の良し悪しを評価することはとても危険です。
しかし、世の中正しいことを知るために
全部の仕事をやって!全部の立場に立って!
をやるには寿命が足りません。
だからこの記事は一つの体験記程度に覚えてきましょう。
⚡*休めない。⚡*働いた分給料がもらえない。
前に日々のスケジュールを公開しましたが、あんなん序の口です。
さたんが仕事している時間は平均、
⏱<7時~20時
毎日4時間は残業していていますね。
これを一カ月平均20日働くとすると、
4時間×20日=80時間残業
更に工期を短くしないといけないので、土曜も働きます!
休日出勤は残業時間カウントになる(休日は残業ナシと仮定)ので、
日勤は実働8時間、一カ月に4回週末があるとしたら
8時間勤務×4回=32時間
一か月に合計110時間くらいは残業があります。
加えて、昨今法律が変わりました。
要は、仕事ばっかやってないで私生活も充実してね。
という法律(働き方改革関連法案)ですが…
一か月の残業上限が、60時間です。
そうするとどうでしょうか?
企業は法律違反を肯定するわけにはいきませんので、
社員に「残業を60時間で収めろ!」とお達しがきます。
結果、社員はどれだけ働いても60時間分しか残業代がでない!
現実ができてしまうわけです。(サービス残業)
常態化している休日出勤、帰宅は早くても21時。
家に帰ったらごはん食べて寝ることくらいしか出来ない、
家族に使える時間も少なく、恋人と出かける機会も減る
これが実態です。
⚡*基本的に清潔ではない。
よく聞く、
建設業は3K(きつい・きたない・給料が低い)だ
という言葉がありますよね。
(個人的には誰がそんな無責任な発言をし始めたんだろうかと
不思議でしょうがないのですが…。)
工事現場って、基本トイレがありません。
大規模現場なら社員が生活する一式の物資はありますが、
個人邸の建築や、毎日現場が流動するような工事はトイレ無いです。
だから↑のような仮設トイレを設置して、みんなで使います。
仮設トイレを掃除するのは勿論、現場監督の仕事です。
ちなみにさたんは女の子です。
仮設トイレは体調不良など本当に困ったとき以外使ったことありません。
ひとえに忍耐の世界です。コンビニなどでお手洗いを借りてます。
安心してください。働いていて楽ではないです。
逆に、上下水道が通っていて、きれいな環境で働ける方、
どうやってそこにその設備が備わったのか考えたほうがいいです。
そこにも建設業界の人達が、土掘って、土壌改良して、
水道引っ張ってきて、パイプ繋いで下水道作って…
皆さんの生活はそういう人たちの仕事で成り立ってます。
例外は誰一人いませんよ。
⚡*全国転勤がいつでもあり得る。
これは人によって向き不向きがあります!
さたんはどちらかというとやってみたら苦手だったパターンです。
例えば製造業なら、広告業界なら、ITなら、商品って移動しませんよね?
しかし、建設業界は商品(現場)が移動します。
よってこのビル作ったら~ この発電所作ったら~
次はまた別の商品(現場)に移動するわけです。
場合によっては引っ越しもあり得ますよね。
さたんは19卒で、今年の3月で満2年働いていますが、
これまで2度、引っ越しを伴う転勤を経験しています。
今回、メリットデメリット編の、デメリットを公開しました!
明るく伝わるよう務めましたが、
建設業にはまだ色濃く沢山課題が残っています。楽じゃない業界です。
建設業界を検討している方、建設業界の身内がいて、心配な方。
なにかしらでもアドバイスできるかもしれません。
お気軽にコメントでも頂ければと思います♪