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暑さと体①

記念すべき?1記事目は昨今のお天気事情と体調への影響について書こうと思います。少しリサーチしてみると50年に一度の猛暑らしいですが前回は平均38度程度だったのが今回は41度のようです。「エルニーニョ現象、ラニーニャ現象」の自然現象と「ヒートアイランド現象」の人為的現象が原因のようです。

中学生?くらいの社会の教科書で出てきたのが最後のような…語源はスペイン語のようです。簡単に解説しておきます。

・エルニーニョ現象:太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
・ラニーニャ現象:同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象です。

ざっくりとエルニーニョが水温上昇、ラニーニャが水温低下といったとこでしょうか。これらを繰り返していくようです。

それぞれが及ぼす影響として、エルニーニョ現象が起こると日本には夏季の気温が低く日照時間が短くなる傾向にあり、西日本での降水量が増量する傾向があるようです。冬季は暖冬にるようです。
ラニーニャ現象では暑夏になり冬季は寒冬になるようです。

ここ数年の日本は…夏も冬も暖かいような気がしますので夏はラニーニャ現象、冬はエルニーニョ現象という感じになるのでしょうか。

そうして体温調整が難しくなっている状況で体調不良を訴える方々が圧倒的に増えたようでした。猛暑から連想されるものとして熱中症がありますが、熱中症症状で搬送された数は近年増加傾向であることは誰でも予想がつくことと思います。
軽症で済んでいる例が多いとは言え、死亡者も出ていることも間違いありません。厚生労働省の統計を見ると1000を超えることが少なかった状況からここ5年ほどは1000人を超える傾向にあります。年齢別の比率で見ていくと65歳以降のご高齢の方が多い状況です。よくおじいちゃんおばあちゃん運ばれるよねって話し聞いたりニュースを見ることがあると思いますが、ここにも明確な理由があります。加齢による汗腺(汗を出す場所)の減少による体温調節機能の低下や口喝(喉が渇く感覚)中枢の機能低下で水分を欲する機会が減少することが一因です。汗が出にくい、水を飲まないということですが、僕が今まで見たご高齢の方々の印象ですが500mlペットボトル1本前後が1日量となっている方が多かったように思います。大体成人であれば1500~2000程度が必要量と言われているため1/3しか取れてないということになります。しかし人は話しや呼吸をするときに口からも水分が出ており、尿と汗と足すと1日800mlくらい勝手に抜けていくものです。つまりペットボトル1本だと圧倒的にマイナスになります。おのずと脱水になっていくということになります。ご高齢の方に関わらずもっと若い世代でも理屈は同じ…というよりか新陳代謝が盛んな方ならより出ていくものが多くなりそうですね。余談でした。

メディアでも頻繁に報道されたことで度々水分補給を行ったり冷感グッズを携帯して対策をしている方々も多く見かけました。その上でも体調不良を訴える方々も後を絶たなかったようです。
そんな今年(2024)の6月にキリンホールディングスが調査した結果から対象の600名のうち7割が不調を訴えていたようです。1位が全身のだるさ、2位が疲労感、3位が食欲不振となっていました。
こうした諸症状の原因と考えられる自律神経の乱れにてついて書いていきます。

自律神経は人が生きる上で必要な機能を維持する役割をしています。交感神経と副交感神経の2つに大別できます。極端に言うと動いてるときに活躍するのが交感神経、静かにリラックスしている時に活躍するのが副交感神経です。この神経達は自分の意思とは関係なく何もしなくても勝手に働いてくれています。呼吸の状態を調整したり、消化を促したりと挙げると無数にあります。自律神経の特性上変化に敏感であるということがあります。一般的に生活習慣の乱れから自律神経の乱れが起こるということはよく聞きますが、今回猛暑において現れる神経の乱れが発生する原因をまとめてみます。

1つ目は温度差です。大抵外気温が高いため屋内の施設や車内にいるとクーラーをガンガンにつけて少し寒いくらいの設定にしているところもあるかと思います。個人的にはよく行く海鮮スーパーが鮮度を保つためなのは分かりますが異様に寒くて半袖で行くことを躊躇します。しかし寒暖差で起こる疲労というものがあるため、あながちこの躊躇は必要なことだったかもしれません。結局そのまま押し通り買い物が終わる頃には鳥肌になり、それこそ疲労感も強いような…という後悔を繰り返している学習しない男がこの記事を書いて申し訳ないです。

2つ目は栄養バランスの偏りです。夏の暑い日…白飯に味噌汁を、と普通に食べられる方もいらっしゃるのでしょうが、やはり口当たりよく爽やかなものが多かったりしませんでしょうか。ソーメンばかり、うどんばかりとか。夏の日のアイスとかおいしいですよね。仕事終わりでプシュっと1杯ビール飲んでしまいませんか?最高においしいのでやめられませんよね。そしてお酒にはおつまみ。脂っこい物多めにならないでしょうか?これを読んで少しギクっとした方いましたら、安心してください。僕も仲間です。しかしこうして振り返ると麺類だけとか冷たいものだけというように栄養バランスの偏りに気づくものです。そして夏の日の冷たい食べ物は体を冷やしてくれる半面、腸も冷やしてしまい消化機能を落としてしまう可能性があります。元々自律神経の乱れで消化機能が低下しているところに冷たい物を追加してさらに機能を低下させる…中々自分の腸にムチを叩いている状況になっているかもしれません。消化機能の低下は下痢や便秘に繋がり食欲不振へ。あるいは冷たい食べ物の取りすぎで新陳代謝が下がるという悪影響も起こりうるのです。

3つ目は睡眠不足です。どう考えても暑いから寝られませんよね。眠られないと疲労が取れない上に脳への血流量の低下、そこから意欲の低下という負のスパイラルに突入していまいます。もちろん室内温度を調整して適温にすることで話しがつくのであればそれに越した事はありません。僕の場合ですと30度を超える室内であるのは扇風機が2台のみ。家族3人で使用します。いくら暑くても直当てしていると必要以上に体温を奪っていくこともあるため首振り機能を使ってるような状況でした。妻と子供優先させ、自分はパンツのみで…。この自分への対応はおそらく褒められたものではない、というよりかはダメな部類でしょうね。

4つ目ですが、これは僕もあまり考えていなかったことですが太陽光、ひいては紫外線そのものが身体に炎症を起こすことで自律神経を乱れさせるということでした。

長々と書きましたが昨今の異常な暑さで出る身体への悪影響、そして解消しきれない身体症状は精神状態にも影響を与える可能性があります。
まだ長くなりそうなので次回に持ち越そうと思います。
最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!また立ち寄ってくださいね!

参考URL
厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/necchusho22/dl/nenrei.pdf

PR TIMES


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