覚悟は
子どもと家庭に関わる
果たして、私にはこの覚悟があるのだろうか。
人として目の前の人生に関わっていく
この覚悟があるのだろうか。
とても怖い。
目を閉じると薄暗い静寂を感じる。
心がキュッとすぼむ。
教員として人の人生に関わると決めた時。
確かに覚悟は決まっていた。
でも今思えば、幼いこどもが自信に満ち溢れているような
そんな覚悟だったのかもしれない。
挫折とも諦めとも言える経験をして
それでも尚、何故かそっちの方に進もうとしている自分や、
こっちの方向にしかやる気が出ないのかもしれないという過った考えが、
ここには確実にあって。
なんと、頑固なんだろうと。
なんと、不器用なんだろうと。
自分にできるのだろうか。
どんな状態であってもいいを体現することが。
できるのだろうか。
目の前の人と、自分の可能性を信じ切ることが。
できるのだろうか。
好奇心を向け続けることが。
できるのだろうか。
あたたかく包み込むことが。
たとえ思い通りにできなくても、
それでも理想を抱いて
現実をしっかりと進み続けることはできるのだろうか。