葬式には家族だけが行き、わたしは家でうなだれて過ごした。帰った家族は、にやにや笑いながら、清め塩をわたしに渡した。わたしが受け取ると、家族は左右に飛び跳ねて塩をかわす。塩は大さじに半分ほども入っており、つまり必要と思われた4倍もあった。取っておこうとする家族を退け、全部かけた。
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ありがたいことです。目に留めてくださった あなたの心にも喜びを。