体が気持ちいいと思うこと
体が気持ちいいと思うことを続けなさい。
それが私が母に言われ、毎日続けていることです。
私は全身性エリテマトーデスという病気を持っています。
それで何度も入退院を繰り返しました。
その度に体力が激減して、家の階段の上り下りでさえ辛くなってしまいました。
この病気になるまで、元気や体力だけが自慢のような人間だった故に、大きなショックでした。
こんなこともできないのかと、日々落ち込んでいました。
そんな私に対して、母は言いました。
なんでもいいから、毎日体が気持ちいいと思うことをしなさい。
ほんの少しでもいいから、体を伸ばして動かしなさい。
人間の体は動くようにできているから。
母は看護師をしています。
その言葉は長年いろんな患者さんを見てきた中での、的確なアドバイスという感じではありませんでした。
私の体ではなく、下を向いている心を動かそうとしている言葉でした。
動かないと思うのではなく、動かしなさいと。
それが辛いと思ってしまったら、やるのが億劫になってしまうから、気持ちいいと思うことをしなさいと。
それなら続けられる。続けたら必ずいい結果があると。
私が気持ちいいと思ったことは、ストレッチでした。
病院のベッドの上でもできることで、体力も何も必要ありません。
動かしていると自然と体が温まり、少し気分がよくなった気がしました。
それから自分が学生時代に部活でやってきたストレッチを思い出し、少しずつやる量を増やしていきました。
今では軽い筋トレも付け加え、毎朝行うようにしています。
もちろん、これによって私の病気が治るわけではありません。
私はつい下を向いてしまう性格なので、それも簡単には治りません。
何かが大きく変わったわけではありません。
それでも、ちょっと体を動かすと少しいい気分になります。
伸ばしたり動かしたりしてるうちに、重いだるいと思っていた体がちょっと軽くなります。
続けようとしているよいうより、私にとってこの気持ちいいことはクセになっているのかもしれません。
良かったら、今度ちょっと体を伸ばしてみて下さい。
たぶん気持ちいいですよ。
#習慣にしていること