インテリア畑の私が新入社員のオンボーディングをやってみた結果[前編]
家具のサブスクリプションサービスを展開する『subsclife』でインテリアコーディネーターをしている豊田です。
subsclifeは2016年11月に設立した、社員数34名のベンチャー企業で、私は2020年1月に入社して以来オフィスや医療施設、モデルルームなどの家具の提案をメインで行っています。
今回は2ヶ月ほど前に始めた、新入社員のオンボーディングプロジェクトについて書きました。
これからオンボーディングの体制を整えようとしている方やsubsclifeに興味がある方の参考になればうれしいです!
なぜはじめようと思ったか?
きっかけは『社員の定着率を高めるにはオンボーディングがすごく大事だという話』というnoteの記事です。
語学学習アプリを展開するDuolingo社に入社し、オンボーディングを終えた筆者の方がその内容について書かれているのですが、Duolingo社はベンチャー企業でありながら社員定着率が非常に高いという事実に驚きました。
Duolingoはテックスタートアップにしては珍しく、平均勤続年数7年、従業員定着率95%超(!)の企業です。ちなみにシリコンバレースタートアップの平均は約2〜3年(もうちょっと短いかな...Airbnbで2年半。)ちなみにちなみにDuolingoは設立から8年程度の企業。つまりほとんどの従業員が辞めていないのです
数字面でも驚きだったのですが、それ以上にそのオンボーディングの内容がかなりハートフルで感動しちゃいました。
自分が新入社員の時にこんなあたたかいフォローをしてもらえたらめちゃくちゃ嬉しいだろうなぁと。
また、もともと新入社員の受け入れ体制について課題感を持っていたことも、実際にプロジェクト化してやってみる原動力になりました。
数ヶ月前に新しく入ったメンバーに業務を教える経験をした際、リモートワークで対面の機会が減ったことで、コミュニケーションの取りづらさや不安感があることが感じられました。
ただでさえ緊張感がある入社したての時期に、今までとはちがった特殊な状況下で会社に慣れていくためには、もっと会社側がケアしていく必要があるなと漠然と思うようになったのがこの頃です。
どんなオンボーディングだったらいいか?
subsclifeには5つの行動指針があるのですが、その中の1つ『遊び心を、ひとふり』を新しく入るメンバーに感じてもらえるオンボーディングにしたいと思いました。
ーー 遊び心を、ひとふり ーー
常識にとらわれず、もっと自由になろう。
ワクワクするかどうかを判断基準に。
遊び心のあるアイデアをカタチにし、世界を驚かせよう。
subsclifeは社外の方にスマートで落ち着いたイメージがあると言ってもらえることがあって、私自信も入社前にそういったイメージがあったのですが、実際に入社してみると個性を尊重してくれる自由さがあって、全社会などのオフィシャルな場でボケる人がいたり、誰かにサプライズを仕掛けたりと、お茶目な人や遊び心を感じさせる場面が多い会社だと感じています。
そういった空気感を新しく入るメンバーにも感じてもらい、最初から自分の個性を出していいんだ、と安心感を持ってもらったり、他の会社だったら怒られないかびくびくしてしまうこともトライしてみようかな、と思ってもらえたりしたらいいなと思っています。
どうやってプロジェクト化したのか?
オンボーディングをやりたいと思うきっかけはあったものの、今まで主体的にプロジェクトを動かした経験がなかったので、具体的に何をどうしたらいいかわかりませんでした。
今まで担当業務外でなにかをやってみようと思い立った時は、一人ではじめて一人で完結させ、成果物を全体にシェアしていました。
その理由は、他のメンバーも忙しい中で業務外の負荷をかけるのが申し訳ないという気持ちや、メインのコーディネート業務で規模の大きい案件が入るなどしてスケジュールに余裕がなくなった時に、人を巻き込んでおきながらプロジェクトをスケジュールどおりに進められなくなったらよくないよな、という不安があったことからです。
今回なぜプロジェクト化できたかというと、オンボーディングをやってみたいという意志をマネージャーに伝えたことで、周りの人も協力してくれて、具体的にやりたいことを深堀りしてもらったり、プロジェクトの進め方についてアドバイスをもらったりしたからです。
自分のやりたいことを実現するためには口に出すことが大事だなってあらためて思いました。
どう実現するか?コンセプトは?
・人を巻き込む
プロジェクト化させるまでの過程で、一緒に伴走してくれる人がいると自分とは違う視点から意見やアドバイスをもらえて質も上がるし、スピード感も上がるなと実感しました。
これからプロジェクトを継続していくにあたっても、積極的にまわりのメンバーの意見を聞いたり、知恵を借りたりしようと思っています。
・プロジェクトの過程をオープンにする
これはサイボウズの青野社長の本『チームのことだけ、考えた。』に書かれていた、新しい制度に共感してもらうには制度がつくられていく過程をできるだけオープンにすることが必要、という文章を読んだことがきっかけで実践しようと思いました。
自分が議論に参加していない新制度は納得と理解を得るのが難しくなります。
プロジェクトの過程や成果をできるだけオープンにして、すでにいるメンバーに自分自信も新しいメンバーを受け入れる環境をつくる一人だという当事者意識を持ってもらえたらと思っています。
今回はsubsclifeでオンボーディングをやってみようと思ったきっかけやプロジェクト化するまでの流れなどを書いてみました。
次回の後編は実際にやった施策についてと、やってみて感じた改善点などについて書こうと思っています!
subsclifeで働くことに興味がある方はぜひWantedlyをご覧ください♪
ではでは今回はこのへんで。