インテリアのカラーコーディネートでもっとも重視しなければならないポイント
このGW中に、買ったけど読めていなかった本を読んでいます。
今回はその中でも、インテリアの仕事をされている方や、インテリアに興味がある方にオススメしたい本を紹介したいと思います。
本のタイトルは『住宅インテリアのための実践カラーテクニック』。
前からカラーの理論を知っておきたいなぁと思いつつ、カラーコーディネーターなどの検定の本は教科書のような堅い文章が苦手であんまり頭に入ってこず、読みっぱなしになっていたのですが、この本は文章も端的で、画像も多く、非常にわかりやすかったです。
今回の投稿から何回かに分けて、特に実践で使えると思った内容をシェアしていきたいと思います。
今回のテーマは、インテリアのカラーコーディネートでもっとも重視しなければならないポイントは何か。
答えは、“フローリングの木目色”です。
インテリアのコーディネートをする時は、フローリングの色をベースに他の内装材が決まり、最後に家具や小物の色が決まります。
これは今の仕事でも大事にしているポイントで、既存の空間に家具をコーディネートする場合、まず内装のカラーを確認しています。それによってしっくりくる家具、そうでない家具が決まってくるからです。
たとえば、明るいナチュラルな木目色のフローリングには、清色と言われるグレーの混じっていないカラーが似合うし、グレイッシュな木目色のフローリングには、同様にグレイッシュな家具や小物を置くとしっくりきます。
反対に、これから内装を決める場合は、インテリアのイメージに合わせて、フローリングのカラーを決めることが重要です。
床材はインテリアの要素の中でも特に面積が大きく、簡単には変えられな部分なので、迷われる方が少なくないです。
これから家を建てたり、リノベーションを考えている方は、設計の打ち合わせが始まる前に、ご家族で雑誌やピンタレストを見ながらイメージを固めておくことをオススメします。
ちなみに、今のフローリングのトレンドはというと、やや彩度を抑えつつ、人工的になりすぎない木目色にシフトしながらも、さまざまな木目色が並列的に使われている状況だそうです。
フローリングの木目色はトレンドに無縁のようでいて、実はその時代のトレンド性がもっとも出るのだそう。(詳細が知りたい方はぜひこちらの本の『インテリアトレンドの変遷』の章を読んでみてください。)
今まで、ミラノサローネなどのトレンドセミナーで、家具や小物ばかりに注目していたけど、今後は床材にも注目したいな。
でもミラノサローネ、来年の4月に延期になってしまいましたね。。
来年は無事開催できますように。
今日はここまで。
文章書くの慣れてなくてここまで書くのに2時間くらいかかっちゃいました。