
#786 ティッピングポイントまで努力を続けられるか?
正しい努力を行う前提において、努力が成果に結びつくということは紛れもない事実ですが、その努力を続けられる人ってなかなかいません。
三日坊主という言葉があるように、1週間も続かない人がほとんどです。
そんな中一部の人たちは、これといった見返りがないのに努力を続ける事ができます。本やメディアに書いていることをとにかく信じて、いつ来るかもわからないその成果の日まで、ひたすらに努力し続けるのです。
しかし、努力し続けるということはそう簡単ではありません。
目標にもよりますが、基本的に努力は短期的な成果を生みません。事によっては数年単位で成果を待たなければならない必要があり、かなりの忍耐力を要します。
僕は割と努力し続ける事ができる方ですが、挫折することもしばしば。振り返ってみると10年単位でコンスタントに続けている努力はありませんで、自分自身の忍耐力のなさを痛感しちゃいます。
とはいえ、そのシーンに応じて努力の仕方を変えている部分もあるので、いろんな努力を取っ替え引っ替えやっている感はあり、そういう意味ではかなりの期間努力をし続けていると思いますが、何年も成果が出ないというのは本当にきついものです。
努力を続けることは非常にきついことです。
しかし、正しい努力を続けてさえいれば、間違いなく成果は出せます。
投資やら先行きが予測できない他のチャレンジに比べると、成果の獲得率はかなりのパーセンテージなのではないかと思うんです。なんなら確実に何かしらのバックはあるともいえます。
努力に裏切られるという人も一定数いるかもしれませんが、それは自分が努力を裏切ったからであり、努力そのものは裏切りません。突然のルールチェンジやイレギュラーによってその努力の意味が削がれることはあるし、それはしょうがないですが、それでも何かしらの成果は得られるのではないでしょうか。
努力は必ず身を結びます。
僕はそっち派です。
努力が身を結ぶのはいつ?
では努力はいつ身を結ぶのか?
非常に気になるところです。マラソンを走る上でのゴールと同じようなもので、これがわかると安心して全力で走る事ができます。
しかし、この『いつ』がわからないのが努力の難しいところです。本当に全くわかりません。そもそも努力が身を結ぶ前に病気や事故で死ぬ可能性だってあります。
知るすべはありません。
こうなるともうお先真っ暗になってしまい、努力なんて続けられません。
「いつ成功するかもわからない、いつ無駄になってしまうかもわからない努力を続けるなんて、無駄じゃないか」なんて思う人が出てくるかもしれません。
何もしない方がマシなのかもしれません。
努力を続けないということは、最悪の一手
しかし、努力を続けないということがベストな選択肢にはなり得ません。努力を続けないということは、それこそお先真っ暗を通り越して、事がマイナスに進むことを確定させてしまいます。
努力をしないので成長もできません。成長できなければ成果も出せません。努力をしないと成果が出ないことが確定してしまいます。
そして、努力がなければ自分自身何も変わりません。思考が変わらなければ行動も変わらないので、結果も変わりません。まさに現状維持となってしまい、ある意味それは衰退です。
努力をしないということ=止まるということは、それ以上の変化も進化もない状態です。そんな状態こそ未来がない。僕はそう思います。
なのでどうにかこうにかできる範囲で努力を続けなきゃいけません。
ティッピングポイントまで頑張れ
じゃあどこまで頑張るのか?というお話ですが、ティッピングポイントと呼ばれるポイントまでどうにか頑張りましょう。
人の成長は指数関数的に伸びると言われています。
肉体的な成長や、仕組みづくりやルールチェンジによる成果の出方は対数的成長をすると言われていますが、人の内面的な部分に関しては指数関数的な成長をすると言われています。
そしてその指数関数的な成長ですが、しばらく平行線に近い緩やかな上昇を描きます。緩やかな上昇と書きましたが、この上昇は自分で気づけないくらいの緩やかさです。ミリ単位の成長はあっても、全く進歩していないと思う人がほとんどだと思います。周りの人も気づかないでしょう。
しかし、あるポイントを境に成果(成長)が一気に出始めます。まさに鰻登りと言わんばかりに、一気に右肩上がりになります。
その流れに乗る事ができたらあとはどんどん成長していくのみです。今までの停滞が嘘であったかのように伸び始めます。
そのポイントのことをティッピングポイントと呼び、ここまで努力を続ける事ができるかどうかがすごく重要です。
多くの人はこのポイントを前に努力を止めてしまうんです。
成功者の多くが「成功の秘訣は成功するまで続けることだ」と言っています。
まさにこのティッピングポイントまで頑張れるかどうかではないでしょうか?
あなたの努力は続いていますか?
もう少しでティッピングポイントに届きそうでしょうか?まだまだ遠そうでしょうか?
届きそうにないと思うと途端に辛くなるかもしれません。周囲の友達は努力もせずにエンタメに時間を投下したり、やれ飲み会だの、ショッピングだので楽しんでいて、「いいなあ」と思うことも多いと思います。
しかし、何もしないことは停滞であり、人生を生きる上での生きづらさに繋がっていきます。
孤独と向き合うことは辛いものです。しかし、その孤独こそが大衆との差別化の証であり、成果を出すために必要なものです。みんなと違うことをしている、それこそが成果を得るためのポイントです。
きついですよね。でもそれでいいんです。
ティッピングポイントまでなんとか頑張っていきましょう!