#1《正反対の双子》お勉強が好きな男の子くんと興味のない女の子ちゃん
初回は、この二人は似てないな~と初めて感じた【勉強面】に関してのお話です。
我が家の双子の男の子くんと女の子ちゃんは全く同じ環境で育っているはずなのに、顔も性格も好みも運動神経も勉強面も人付き合いも見事に正反対なのです。
こちらの記事は、子どもの言動は“親の育て方”よりも“子ども個人が生まれ持った個性”の影響が大きいことを実感した、その事実を書いています。
男の子くんは幼児期から数字が好きでした。
女の子ちゃんは幼児期からお絵描きが好きでした。
家には数字のパズルや公文の数字カードやお風呂のポスターなど、数に関する知育グッズはいろいろありました。ノートやペン、色鉛筆も揃っていました。どちらも長女の時に揃えていたものであり双子用に買ったものではありません。ですから、それらで親から積極的に遊んであげたわけではありません。
現在小学校1年生の双子ですが、
男の子くんは相変わらず数字が好きで、まだ習っていない時計も読めます。
単にデジタル時計を読めるだけでなく、アナログ時計も読めるし、24時間表示も理解しているし、【〇時まであと□時間△分】ということもよく計算して発言しています。
また、移動中の車内で暇なときには1分は60秒、5分は300秒、10分は600秒、30分は、1時間は、、、と計算していき、4時間まで頭の中で計算して教えてくれました。
女の子ちゃんは、そういった類の話になるとスッ...と話題から離れてます(笑)
自分も考えてみようなど1ミリも思っていなさそうです。もちろん出来ないことが悔しいなんで感情も、見てる限りはありません。
お絵描きやお人形遊びや製作に夢中です。
男の子くんと小4の長女がスイッチでゲームをしていても、特にそれに引き込まれていくこともなく、ゲームから離れたところで一人黙々と製作しています。
女の子ちゃんは計算が苦手です。
その女の子ちゃんが困らないようにと、入学前に色々させました。
幼児期は七田式プリントで朝学習。
お友達が先生をしている、遊びから学ぶ系の家庭塾のようなところへも通いました。
でも、やりたくないことを我慢してやるなんて出来なくて、小学校入学前なのに知識を得ることのワクワクや好奇心そのものが削がれてしまいそうで、どれもこれも辞めました。
余談ですが、
長女は朝学習や親の出した課題をこなすことが出来ました。
幼児期から小3途中まで、長女は登校前に早起きして朝学習とピアノの練習を習慣としていました。
なので、私は双子の女の子ちゃんと関わるまで、親が子どもに提供する環境次第で子どもの未来は決まる。と、本気で思っていました。
私にとっての子どもが、長女と双子の男の子くんの二人だけだったなら、今でも子どもにとって少し難しい先取りした課題を出し続けていたことでしょう。
女の子ちゃんはお勉強はやや苦手ですが、運動は比較的得意です。そして、運動よりも私がこの子の強みだなぁと思うところは、生きていく力があると言う点です。
答えが合ってる間違ってるを気にすることなく、どんどん話題に入っていくことができたり、
思考が明るいので、会話の掛け合いのタイミングや発言内容が絶妙に面白くて、一緒にいると楽しくて愛されるタイプです。
会話に限らず態度も同様です。
それは男の子くんにはとても真似できない、いや、真似や努力で身に付くものではない領域のように感じます。
良く出来るように見える他人のお子さんと出会うと、
親が与えた環境が整っていなかったせいで、子どもの可能性をつぶしたかしら?
家族で一緒に経験してきた事が、他の家庭より何か足りなかったのかしら?
何かしら親側に責任があったのではないか?と考えてしまいがちですが、
いやいや。
そんなことはないでしょう。
全く同じ環境で同じ経験の中育ってきた我が家の双子は、こんなにもそれぞれの別々の個性を放っています。
そんな双子を見ていると、
親が勝手に決めるレールを歩かせようとしても、親も子どもも全く幸せじゃないよね。ということに気が付きます。
この子の《好き》は何かな?
この子の《好奇心》って何に反応してるのかな?
ここを見逃さずにキャッチしてあげたいなって思います。
そして、この子が心の内側からドキドキワクワクすることにたくさん触れさせてあげたい。
それがこの子の将来にどんな影響があるのかなんて、そんなのは私にはわからないけれど。
親からすると何も学んでいないように見える、ボーーーーーっとしている時間も必要。ただただゆるーく過ごしている時間も大切。
学校を休んで遊んでいる子どもたちを横目に、そう自分に言い聞かせる(笑)