2024読んで良かった本
年始明けて投稿していたnoteも気づいたら投稿せずになっており、
そして今年も年末になっておりました。
今年も色々ありましたが、元気に生きておりました。
そして、若い頃に比べればだいぶ数は減りましたが、今年も図書館様々、書店でもネットでも購入をし、カウントしたら100冊以上本を読んでおりました。そんな今年の読書の中で私が読んで良かったなと思う本BEST5(順位は付けません!)を掲載しておこうと思います。
ダラララララララー(ドラムロール…)と思いましたが、
順位は付けないので、サクサク行こうと思います。
①言える化~「ガリガリ君」の赤城乳業が躍進する秘密
著者:遠藤功 出版社:潮出版社
こちらは2013年の出版の本で出版自体はひと昔古い書籍ではあるものの、未だ市場とお茶の間を賑わす製品を投入し続けている赤城乳業を取り上げた本です。2024年現在、心理的安全性や、スピードなどが叫ばれている日本企業。大企業病になっている会社にお勤めの方などは一読の価値があるかと思います。私も非常に刺激を頂きました。
②Breath呼吸の科学
著者:ジェームズ・ネスター 出版社:早川書房
読んでる途中から、だいぶ頭をパコーンとやられた衝撃感でした。
私たち、健康を追求する時って、食事や運動など、外から摂取するものや、自発的に行動することに焦点を置きがちではありませんか?
そんな中、呼吸。呼吸を意識的にしている方ってどれほど居るでしょうか。
そんな呼吸が我々の健康にめちゃくちゃ影響しているということが、とても詳しく書かれています。当たり前こそ幸せ、当たり前こそ気づきにくい。
そんな哲学的なことも考えてしまいます。おススメです。
③無意識の整え方
著者:前野隆司 出版社:ワニブックス
これは個人的に思っていたことなのですが、私たちが生きている上で、意識と無意識って、どちらが優勢なんだろうかと。というのはこれも私の個人的な経験の範疇ですが、よく夢の中で思考が進んでいたり、たまに、寝言でめちゃくちゃ論理的なことを話している最中に起きる…ということがあります(←ちょっと怖いなと自分でも思ったりもするのですが)。私たちの生活において、意識している時よりも無意識の時間、部分の方が多いのではないか(心臓が動いているのも無意識ですよね)。そうすると、自分は意識で生きている気になっているが、実は無意識に生かされているのではないかと日頃思って気になっていた次第です。そんな中、この本を読んでみて、凄いスッキリしたのですよね。ここでは詳しくは書きませんが、やはり凄いです、無意識。私はこれからも、自分の”無意識を信じて”生きていきたいと思います。
④思いがけず利他
著者:中島岳志 出版社:ミシマ社
これは本当読んでいて面白かったです。
人間として生きていく上で、なるほどなぁと思うことが沢山でした。
例えば、私たちは誰かのためにプレゼントをしたいと思って、その人のことを考えて、あの人は喜ぶかしら…などあれこれ思いを巡らせて、プレゼントする経験ってありますよね。その時は、他者のことを考えているので利他的なのですが、例えば、そのプレゼントを渡して、まったく御礼を言われなかったりして、「何?あの人は!」なんて思いだしたら、利己的な状態になっていると。元々は他者を思って行動した利他的な行動が、場合によって利己的になってしまう。利己に縛られてしまうと。こういうことって日常によくあるのではないかなって。こんな言い方だと短絡的すぎるのですが、他者に何かをしてあげる時はやはり利他的でありたいし、そのためには無償の愛なるものが必要なのかもしれません。凄い哲学的で素晴らしい1冊だと思います。
⑤俺たちの箱根駅伝
著者:池井戸潤 出版社:文藝春秋
日々生きていると、半沢直樹の世界より酷いことがままあります。。
なんて話は置いておき、この作品は半沢直樹、下町ロケットなどなどの池井戸潤さんの著書です。結論。久しぶりに小説で泣きました。
箱根駅伝をご存知の方はご存知だと思いますが、関東学生連合なるチームが毎年1チーム出ています。予選会で良いタイムを叩いた選手が集まった、言わば寄せ集めのチームです。そのチームが優勝争いすることなんて想像したことないですよね。テーマとしてはだいぶ前からら池井戸さんの中であったそうですが、執筆には取材が必要ということで、企画の閃きから執筆まではかなり時間が空いたと聞きました。凄い精緻に組み立てられた、製図のような小説です。それでいて感動的。登場する全ての人にドラマがあり、どれも重要です。さて、気づけば残り数日で箱根駅伝。
2025の箱根駅伝が始まる前でも終わった後でもいいので是非読んで頂くことをおススメします。
以上5冊が今年の私の中でのMY BEST5ですかね。
ジャンルも読んだ課題意識も、受け取った知識もそれぞれ異なるので、どれもBEST1です。2025年も引き続き本は私の大事な友人なので、変わらず読んでいくことと思います。今年は年末に振り返っただけですが、来年はもう少し丁寧に書いていけたらなとも思います(今のところ)。
長文読んで頂きありがとうございました。