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私の野菜、どこいった?

こんにちは。
立冬が過ぎ、冬の足音が聞こえてくる季節ですがいかがお過ごしですか。

東北の私が住むところは、この日曜、最高気温20℃超えの季節外れの暖かさでした。
そんな小春日和の土日、実家の父母が泊りで孫たちに会いに来てくれました。

父は昔から兼業農家で、今でも3か所の畑で作物を育てるベテラン。
私はいつも父に近況を聞きつつ、農作業指導を受けて家庭菜園をしています。
そして、父の育てた野菜を毎日食べている母。

家庭菜園とその味を知り尽くしている両親に、
私の育てた何かを食べてほしい!
という思いで、父母が寝ている中、そそそっと貸農園へ。
お目当ては、今年父が育てていないというかぼちゃ。

貸農園では今年、鶴首かぼちゃという、日本で古くから食べられてきたかぼちゃを種から育てていました。


先週見たとき、初回にしては良い感じで大きくなっている鶴首かぼちゃ。これをお土産に持って行ってもらおう!と思い、うきうきで貸農園までの車を走らせます。

農園へついていざ収穫!と勇み足で自分の区画に。

ところが、あるのは枯れた葉のみ。
…あれ?かぼちゃは?
先週様子を見に来た時、確かに葉は枯れ気味ではあったけどちゃんとかぼちゃは見えていた。
でも今日はそのかぼちゃがない、ない。
葉っぱの陰に隠れた小さいかぼちゃを除いて、私が育てたかぼちゃはきれいさっぱりなくなっていました。


唯一残ってた小さいかぼちゃ、ズッキーニくらいの大きさです。

猪?熊?たぬき?
獣であれば足跡や食べ後、ほかの作物への被害があるのかなぁとあたりを見回したのですが、何もなし。
近くに植えていた大根にも被害なし。
かぼちゃだけが、きれいにさっぱり、どこについていたのかもわからないくらいに消えていました。

残された小さなかぼちゃを見て、種用にこれだけは無事で良かったとちょっとした安心を感じつつも、ここまで育てた作物がきれいになくなっていることにショックを隠し切れません。

そして、獣の気配があまり感じられず、嫌~なことが頭をよぎる。
ヒト…じゃないよな…

たぬきも上手に作物を持っていくというし、自然豊かなところだから獣被害はあるものと思いますが、あまりにもきれいに無くなっているので何となく嫌な想像をしてしまう私は未熟者か…
いや、単に獣が犯人なら「まぁしょうがないか」で済むのですが、仮にヒトだとしたら、なんかもやもやするのです。

しょんぼりして帰りましたが、
父母には庭の畑で採った「早池峰菜」をプレゼント。
菜っ葉類には困っていないと思いますが、何か食べてほしかったんです。

鶴首かぼちゃをあげられず残念でしたが、話を聞いた父が難を逃れた鶴首かぼちゃの種がほしいと言ってくれたのが何だか無性に嬉しくて、ちいさなかぼちゃから採れる種を分けようと思います。

今秋一番のショックな出来事でしたが、これも良い経験。
今はプレゼントした早池峰菜のレビューが気になるところです。

それではまた。

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