見出し画像

はじめまして。

はじめまして、「百年寝ようよ」です。
「百年寝ようよ」は東京藝術大学出身・在学の約5人による、漫画・小説・俳句・散文・論考の実験場です。つまりはなんでもありの同人誌です。通販一部書店様・文フリ等即売会(参加情報はXinstagramなど各種SNSにて告知します)・kindle(現在はvol.1のみ)でお買い求めいただけます。
2024年9月現在、vol.3まで刊行しています。各vol.の試し読みを公式サイトにUPしています。“実験場”の名にふさわしい、多彩で自由なこころと表現の広がりを覗き見いただければと思います。そしてあわよくばご購入ください。

「百年寝ようよ」ってなんなの?

私たち5人の創作物は、先にも述べたように多彩であり自由であり、つまり統一感がほとんどありません。それは私たちが、なんらかの思想やこころざしの基に集まったというわけではないからです。作りたいものも、うちに秘める想像力の色も、見ている景色さえ違う5人です。全員に共通するのは出身大学のみであり、そういう集まりを生み出せるのは、学校という組織体系の数少ない良さだなあと、顔ぶれを見てぼんやりと思います。

昨今、ひととひとの間に一生懸命共通項を探したり、それを基準にした集団に所属したり、それを自分の名前のようにおでこに書いて歩く(あるいは歩かされる)シーンが増えたように思います。
共通項や所属は人間の根っこのようなものです。多ければ多いほど大地と強く接続でき、まっすぐ立っているための支えになるのは間違いないでしょう。「ここにいる」という確かさを与えてもくれます。けれど、土の下で絡まってどうしようもなくなってしまったり、遠くに行けなくなってしまうこともある。
ひとには誰しも、たまには飛びたい日があるし、まだ出会ったことのないひとと一緒に眠りたい朝があるはずです。何が言いたいかというと、私たちはそういうときのための集まりです、ということです。
ただ集まっただけ、それぞれの木から一枚ずつ葉っぱを募ってまとめてみただけ、そういう本です。たまに木の実が混ざっていても、これはこれでいいか、と載せてみる。よく知らないけど大好きだと思ったものに対して、気軽に素直に「よく知らないけど大好き」と言ってみる。そういう本です。この本が確かさの拠りどころになることはないかもしれませんが、新しい眠りへ向かうための翼にはなりうると思います。
読者の方にとっても、そうであればいいと思っています。いろんなことを考える人がいるもんだ、という平凡にして夢のような気づきの入れものになれば嬉しいですし、「よく知らないけど大好き」と言ってもらえればもっと嬉しいです。

おわりに

とにかく買って読んでください!ということをひとりでも多くの方に発信すべく開設したnoteですが、今後、ここにしか載せない小作品だったり創作裏話だったりも用意できればいいな〜と思っています。(とはいえ、現状はHPInstagramの更新頻度が最も高いので、そちらもご覧ください!)

現在vol.4を鋭意作成中です。お楽しみに!
今後も「百年寝ようよ」を、どうぞよろしくお願いします!


-coverに使っている絵は参加作家・野良 洞によるものです。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?