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父親547日目:麻薬的フライドポテト
夕方、何気なくフライドポテトを揚げていた。
妻からのリクエストで晩御飯に少しだけ揚げ物を作る予定になっていたのだが、せっかく油を使うなら、、、と思ってじゃがいもも揚げることにしたのである。
ポテトは揚げたてが美味しいのは言うまでもないことなのだけれど、私と妻がポリポリと食べていたら、興味を持った息子君が手を伸ばしてきた。
油分が多いから、あまり積極的に揚げ物は食べさせてこなかったのだけど、少しくらいならいいかと思って、小さいのを1本あげたら、大層お気に召したようで、さらに手を差し出してくる。
そんなに美味しかったならもう1本くらいいいかと思って渡したらあっという間に平らげて、次を求めてくる。
しかも、揚げたてを冷ましているときに「アチチだから待ってね〜」と伝えていたら、アチチ=ポテトと認識したようで「アチチ、アチチ」と言いながら手を差し出してくる。
こりゃいかんと思って「ポテトって言えたらあげるよ〜」などと意地悪を言ったら、間髪いれずに「ポテト!ポテト!」と言い換えてきた。
父に二言はない。
渡すしか無いと思って、もう1本だけ与えたところで、これ以上食べたら晩ご飯に支障が出ると思って、欲しがる息子君に「晩ご飯食べてからね」と静止した。
正確には「ポテト!ポテト!」のコールは止まらなかったのだけど、あとでね〜とスルーを決め込んだだけなのだけど。(妻が気を利かせて歌ったり踊ったりして気をそらしてくれた)
晩ご飯のテーブルにつくときも、まだ残っていたポテトを目ざとくみつけて「ポテト〜〜〜!!!」と悲哀さすら感じるような声をあげていた。
あれ、なんかヤバい薬でも混ぜちゃったっけ?
と思わずにはいられないくらいの勢いだったなぁ。
結局、いつもの晩ご飯にさらに追加してポテトを平らげた息子君。
またそのうち作りますね。
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