月と日を編む…2020.11.19
北海道産有機大豆200gを水900mlに約15時間浸水。膨らんだ大豆と水をミキサーで攪拌させ、大きめの鍋にin。鍋の底が焦げつきやすいので木べらでそっと混ぜ混ぜすること約10分(弱火)。生大豆の香りから、しっかり豆乳の香りになればオッケー。火を止め、アツアツのうちに木綿布で絞り、豆乳とおからと分けていく。絞りとれた艶やかな豆乳は400mlぐらいだろうか。水に浸けている時間を除く作業時間は40分程度。
初めての豆乳作りにしては良かったし、なんせ出来立ての豆乳は美味しい。
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経験は体験だ。簡単に買える時代になってしまったが手にとった先にも苦労ある。頭で理解していても、心底はどれだけ知っていただろうか。
時代が"変わってしまった"中に手仕事の減少がある。あっという間に労働の在り方が変わり、生活は豊かになった。それはとても素晴らしいけど、どうか人間らしさだけはもう少し世にあって欲しい。そう願って止まない。
それが豆腐屋さんであれ、お茶屋さんであれ、和菓子屋さんであれ…スーパーのレジでも何でもいいけど「まいどおおきに」を初めて言えたときのあの気持ちは一生忘れないし、私はこれからも惜しみなく「いただきます」を伝えたい。
結局、手間をかけても味わいたいのは"気持ち"なんだと思うな…と、豆乳を飲みながらフツフツと思う。
若者よ、もう一歩寄り添って"人の温もり"を共に感じてみてはくれないだろうか。