ジャグリングを映像にする難しさ
先日、「大道芸の技を映像で表現!」という動画をYouTubeにアップしました。
動画を撮影するとき、お客さんに向かって大道芸やショーなどをしている様子を横から撮ることが多かったですが、
最初からカメラに向かってパフォーマンスをする前提で撮るとするならば、どういう撮り方が面白いだろう?というチャレンジでした。
改めて痛感したのは、まずジャグリングは動きがあるので、うまくフレームに収めるのが難しいということですね。
かといって、カメラを引き気味に撮ってしまうと迫力のないのっぺりした画ばかりになってしまいます。
道具にもよりますが、例えばクラブジャグリングなんかはかなり空間を使いますので、
どうしてもカメラを引いて全体が入るようにしたくなるのですが、
どこを切り取ってどこを使うか、しっかり決めてから撮影に臨む必要があります。
そして、カメリハでフレームミングが決まったとしても、いざやってみると多少動きが前後してしまったりして、フレームに収まらないこともあり、
ただ技を成功させるだけでなく、何度も同じ空間に道具を持ってこれるだけの技量が演者に必要とされてきます。
そのうち上手くいくだろうみたいな感じで撮影していると、本当にテイク数が延々と増えていき、現場の雰囲気が・・・。
普段はお客さんに観てもらうことを前提にショーをしているので、そのつもりで組み立てているのですが、
カメラが相手になっただけで、気を付けるポイントがこんなにも変わるのかと、勉強になりました。
不思議なもので、こういった自分の領域から出た経験が、かえって本来の大道芸に役だったりします。
特に、撮影して、モニターで確認し、また撮影して・・・を繰り返すことでかなり「見せ方」の勉強になりました。
いろいろな経験が循環して、パフォーマンスに影響を与えているのだと思います。
撮影の苦労を紹介したメイキング映像もYouTubeに投稿しています。
よければご覧ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?