漫画家の夫と二人三脚してる妻のnote #12
実家に帰らせていただきます宣言をした話
このnoteでもちらちら記載している通り、
夫は細々と漫画家をしています。
本当にびっくりするぐらい努力家で、信じられないくらい丁寧に、
一生懸命やっているのに日の目を見ないというか
作品がバズらないことについて、本人ほどじゃないと思うけど
私も寝れなくなるくらい悔しく悩ましく思っています。
結婚式で宣誓した通り、自分は常に彼の作品のファンでありたいと
思ってきました。
そんな彼に先ほど、
「年末までに目標本数のネーム出せなかったら、私一回実家に行くわ」
と切り出しました。
なんでそんなこと言ったか
別に彼のことを見限ることにしたとか、そういうのは全くないです。
「私と子供がいなくなると仮定して、そうならないように
死ぬ気でやってくれ~www」という気持ちで、冗談9割、本気1割・・・・いや、7:3くらいかな?という感じで伝えました。
これまでも、目標期日までにやるやる詐欺になっていることが
すごく多くありました。
どうしてそうなるかには理由があって、
急な仕事が入ったとかみたいなポジティブな理由と、
家族の事をしていて時間が無くなるとか、子供が熱出して家にいて
集中しきれないみたいなネガティブな理由があります。
気持ちを仕事と折り合いをつけて、
苛立っても仕事は仕事って感じでなんとか遂行していくのが一般の考え方。
でも彼はクリエイターで、そのあたりがうまく切り替えられないこともある。
多分、人よりかなり敏感で、集中モードに入るのも難しい。
どんな事情でも期限までに仕事仕上げるのがプロだろと思う反面、
人には得意不得意があるし、仕事の内容によって時間で区切れないものがあるのはわかるのです。
結論として、目標のタスクをこなせない場合、
それは彼の問題のみならず、わたしが家族としてバックアップが足りていない、または、例えば子供の病気などのように、
不可抗力的な部分もあると思っています。
なので、
「わたしが里帰りしないように(もうやってるのは知ってるけど)
そのくらいの緊迫感でやってくれ~」というのもありつつ、
「子供と一緒にいったん数日、どうにかして里帰りするから、
その間くらい集中して取り組んでみてはどうだろうか、
いや、集中して取り組む環境を提供させてほしい。」
という気持ちもとてもあるのです。
年末までに目標タスクをこなせなかった場合、
わたしもフルタイム勤務をしているので、なかなか難易度が高いのですが
どうにかして彼一人集中する時間を、
まとめて数日捻出しようと決意しています。
もうすぐ来る記念日を前に思うこと
結婚記念日は2月なのですが、付き合い始めたのは9月。
私は昔の事をすごく忘れちゃうタイプなのですが、
夫と付き合い始めたその晩のことは、とても鮮明。
当時若くてフレッシュだった私たちも、
結婚して、子どもが生まれたり、お互い定番ながら贅肉が増えたり、
自由に静かな時間を過ごせなくなっていたりとかあるのだけど、
当時と変わらない点として、
彼はやっぱり普通じゃないというか、
なかなか人にはまねできない才能を持っていると思わされる確信があり、
常人には絶対無理なレベルで努力している確信があり、
その成果を神様に(というか読者様に)
見てもらいたいなという気持ちには変わらないですね。
絶対、あともう少し
彼は知らないんですよね。
覚えたてのひらがなだけかいつまんで、
彼の作品を音読するかわいい娘の姿を。
そんな風にとは言わないけど、世界にはきっと、
彼の作品を愛してくれる人が、もっとたくさんいるはず。
わたしにはその予感が、14年前からずっとあります。
絶対、あともう少しでそれがかなうと私はしぶとく信じていきたいと思います。
年末まであと少し。
ともに目標達成に向けて伴走していけるように頑張ります。