読書感想文㉛~「貞観政要」が優しく学べるノート~
こんばんは、本気(マジ)です。
いつもありがとうございます、お疲れちゃんです。
本日は、こちらの本を読みましたので感想を述べさせて頂きたいと思います。
まず、貞観政要の原本は中国唐王朝の2代目太宗李世民(在位626~649)と彼を支えた重臣達の間で交わされた政治問答にまつわる話を中心に、太宗が死去してから50年くらい経って呉競という史家によってまとめられた本です。
唐王朝2代目太宗李世民は中国の長い歴史の中でも屈指の名君といわれ、治世24年重臣達の諫言に耳を傾け、常に緊張感を持ち政治に取り組み、平和で安定した社会を築くことに成功したといわれ、その功績を貞観の治と称えられているそうです。
そしてこの本は、中国文学者である守屋洋氏がプレジデント社から上椊されている「貞観政要のリーダー学」を読みやすく編集し直した本です。
原本は膨大な書で読み解くのが困難なのだそうで私はこちらから入りました。
内容についてですが、
創業か守成かという最も有名な問答に始まり、初心を忘れず貫き通すの難しさ、どのように有終の美を飾ったのか等の貞観政要で最も重要と思われる部分を選択して解き明かされています。
基本的に上に立つものは先ず我が身を正すことが大前提で、自分を磨き組織の風通しを良くすることに努め無ければなりませんが、安定してくると気の緩む時もあります。
そんな時に苦言を呈してくれる仲間を持つことの大切さそしてその諫める言葉を聞き入れる度量を持つこと、養うこと、また、意見を言う立場の処世術なども書かれていて現代社会でもとても通用する大切なこと事が学べます。他にも贅沢は歯止めがきかず身を滅ぼすなど私を諫めてくれるようなが事柄が多くてとても勉強になります。
李世民には彼の奥さんである長孫皇后、有能な重臣の房玄齢、杜如晦、魏徴、王珪などの優れたメンターがいて、李世民自身が助言を聞き入れる能力に優れていたことでメンターとの呼吸が合ったからこそ安定した政治を行えたと思います。
リーダー学を学びたいと思っている人には特に読んで欲しいと思いますし、職場でリーダーではなくてとも一家の大黒柱としてとか、個人の素養を磨くといった目的で読むのも良いかと思います。
それでは、本日はこれで失礼します。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。
明日がみなさんにとって良い日でありますように
では、ごきげんよう。