![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92567771/rectangle_large_type_2_e741ba5c6fbbc0b1b71490ae3f8cb619.png?width=1200)
読書記録「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん〜今日を迎えるためのポタージュ〜」
〜今日の1冊〜
今日は友井羊さんの作品を紹介します。
シェフ・麻野が日替わりで作るスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。常連客のOL・理恵は、新婚の上司・布美子の新居へ遊びに行く。順調そうに見えたふたりだが、夫から布美子の様子がおかしいと相談を受け…(「モーニングタイム」)。ほか、狩猟中に奇妙な体験をする「山奥ガール」、ひきこもりの友人が抱える真相を探る「レンチェの秘密」など、心温まる全4話。
〜読了後の感想〜
タイトルから感じる「ほっこり感」につられて手に取っている日常の謎を取り上げたシリーズ作品です。
しかし、お話の中にはほっこりだけではなく、中々心にずっしりとくるストーリーも織り交ぜられていて、考えさせられるものがあります。
今回の連作短編の中で特に私が好きな話が「レンチェの秘密」。
作中に出てくるスープももちろん美味しそうだけど、それだけではなく、小さな謎解きも一緒に楽しめるっていうのがこの作品の魅力の一つかと思います。
あんまり頭を使わずサラサラと読み進めたい、という方におすすめのシリーズです。