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生き方について深く考えることができる小説

私が、日々生活していく中で、時々考えてしまうことがあります。
それは、「自分は今のままでいいのだろうか?」ということです。
今の自分の生活に漠然とした不安を感じることがあるんです。

そこで今回は、人としての生き方や、日々生きていく中で生き方の価値観を見つめ直すことができる作品を紹介したいと思います。
気になった方はぜひ一度手にとって読んでみてください。

護られなかった者たちへ/中山七里


一人で生きていこうとしないで、周りの人達に声を出して頼ってもいいのだ。
生活保護という社会問題を取り上げ、生活困窮者のリアルを描き、生きていくことの難しさと尊さが書かれている。


友罪/薬丸岳


友人が罪を犯したと知った時、自分はどうするだろうか?
友人の罪を許してあげられる?
それでも、一緒に居ることができる?
罪を犯した本人側の気持ちと友人側の気持ち、難題を問われる衝撃作。


Aではない君と/薬丸岳


子供を殺された被害者の親と、殺人を犯してしまった加害者の親。
両者の立場からの生き方の描写になんとも言えない感情がわいた。
子供目線から見た時、両親の苦悩を思うと読むのが辛かった。


BUTTER/柚木麻子


見た目にとらわれずもっと自由に生きていい。
自分で自分を認め、許すことで人はもっと楽に生きられる。
主人公の女性の生き方が徐々に変化していく様子も読んでいて楽しめた。


慈雨/柚月裕子


過去の事件で強い後悔をもつ元刑事が、退職後にお遍路へ向かう。
そんな中で、過去の事件と酷似した事件が起こり、部下からの助言を元にアドバイスをすることに。
過去の後悔と向き合いながら、自分の犯した罪を償おうとする主人公の苦悩と決意に感動。


山女日記/湊かなえ


様々な悩みを抱えた女性たちが出てくる連作短編。
女性たちは、山に登りながら自分の人生を見つめていく。
自分自身も人の優しさや、自分の過ちに改めて気づける、そして読後にはスッキリとした気持ちになる作品。

私が実際に読んでみて選んだ6作品です。
比較的どの作品も非常に重たい内容の社会はミステリーになっていますので、苦手な方もいるかと思います。
しかし、どの作品も非常に考えさせられる内容になっていますので、気になった方はぜひ手にとって読んでみてください。


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