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漫画感想BAN 第二十三回第一章「呪術廻戦が終わっても、アオのハコのアニメは始まって行くんだね」

はじめに



 今週も宜しくお願いします。今回は長くなってしまったので、分割します。
 それでも、長いかもしれませんが、ご容赦の程、宜しくお願いします。
 ネタバレありきではありますが、それではどうぞ。

第一章 週刊少年ジャンプ

第一節 アオのハコ

 文化祭の休憩時間。大喜から、匡の好意を咲希に利用されていると指摘される匡君。
 彼女の為になりたいという気持ちを大喜に伝える匡君でしたが、普段の彼の行いを見ていれば、他人に気を回し過ぎた彼だからこそ、頑張ってる彼だからこそ、何をしたって、怒られない。全て信頼を勝ち取ったからこそという言葉に感銘を受けます。
 大喜君の主人公してる感じが出てて、何か好き。これは主人公。

 匡君は咳をしながらも、大喜の思いを汲み取り、これまでの自分を振り返って行きます。
 変わって行く世界、変わらない自分。いつも、咲季に振り回され、踊らされて来たけれど、いつの間にか、彼の中心には、菖蒲ちゃんがいました。
 素直になれない彼にとって、余りにも人間らしく不器用な菖蒲ちゃんに強く惹かれる匡君でしたが、どうしても、一歩が踏み出せず、殻に閉じこもってしまう自分を心底、嫌っているように見えました。

 高砂君が菖蒲ちゃんに告白する場面を目撃しながらも、休憩終わりにお化け屋敷の看板を付け直そうとしたその刹那、匡君の体は限界を迎え、立てなくなってしまいました。

 誰にも頼らず、自分でどうにかしようとする匡君を前に、台車を引き連れて現れる貞子改め、菖蒲ちゃん。
 匡君を乗せ、一路保健室へと向かいますが、その瞬間、彼の中の菖蒲ちゃんへの思いが溢れ出し、かすれた言葉ではありますが、「も り や さ ん す き」の言葉を呟きます。

 これまで本心が分からないポーカーフェイスだった匡君。そんな彼が見せた笑顔には、涙が出ちゃいますね。これは印象的な場面ですね
 ようやく、菖蒲ちゃんと匡君の物語が始まろうとしてるんですね。これはもう、目頭が熱くなって来るような胸アツ展開の連続なんですけど。
 匡君の気持ちが分からなくても、もやもやする菖蒲ちゃん、そんな菖蒲ちゃんに実は振り回されていた匡君。
 まだ、付き合っては無いけれど、これからの展開に期待大です。

 遂に始まったアオのハコですが、とにかく、最高の1話でした。
 これが見たかったが詰まった1話だったんですけど、原作FANとして、最高の神作画で展開される情報量と美しさと解釈一致のボイスの数々に涙が出ました。
 声がつくだけで、こんなにも世界が色づいて見えると思うと胸に来るものがありますね。特に千夏先輩の声はPV見てる時からいいなとは考えていたんですけど、アニメとなると全然違うなと言う気持ちで胸がいっぱいになりました。
 そして、official髭男dismのSame Blueが凄く泣ける。予てより、本作を応援してた身の上としては、これ以上ない楽曲なんで、来年もこのままでいて欲しいレベルで好きな一曲となりました。
 どうか、皆さんもアオのハコ、是非とも、応援宜しくお願いします。

第二節 呪術廻戦

 期待され続けて来た最終回はまさかの平和ENDには、驚愕しましたね。
 謎のカップルに襲い掛かる嫌がらせ行為に立ち向かう一年ズでしたが、気が抜けて、全然役に立たない野薔薇と虎杖でした。

 謎の嫌がらせ行為を行っていた呪詛師の男は、カップルの女がキャバ嬢時代に貢いでいたろくでもない理由でした。
 良い歳こいて、好意を伝えられなかった呪詛師の彼に、虎杖は彼にエールを伝えます。それは五条先生が教えてくれたこと、失敗しても、大丈夫ということ。必ずやり直せることを伝える場面はなんて優しい作品なんだろうかと思います。
 死刑になるわけでもないという場面は、序盤の虎杖を連想しますね。
 期待してるよという言葉に全てが集約されてる気がします。

 虎杖の指は何処かに捨てたらしいのですが、彼の心は何処か穏やかでした。

 一方、魂の通り道で会話をするのは、敗北者の宿儺と久々の登場、真人。
 真人は問答として、宿儺を自身の人生に嘘をついていたと煽りますが、何処か悟った姿の宿儺に、最後の最期までガキだった真人の姿は何とも。
 宿儺自身、生き方を間違え、自らに固執した悔いを語り、次に生まれ変わることが出来たのなら、その時は生き方を変えてみるのもいいかもしれないと言う彼は最早、呪いの王と呼ばれていた頃の姿は無く、ありふれた人間のそれだったのかもしれません。
 裏梅らしき姿の誰かと共に歩む姿は、本当の意味での戦いの終わりを意味していたのかもしれません。

 こうして、呪術高専の東京校の面々が出て来て、始まりの時の百葉箱に保管され、物語は幕を閉じました。

 洋画でこういうオチの作品多いよね。最初と最後が繋がってるみたいな奴。芥見先生って、洋画好きなんだろうなとよく分かった場面だったと思います。

 僕自身、アニメからだったのですが、本当に壮絶な物語でしたね。
 週刊連載と言う激務の中、生み出され続けるシナリオや神展開の数々。しかい、休載も増えたり、人気であるが故の誹謗中傷も増え、精神的肉体的にも、きつかったと思います。

 僕個人の感想としては、特にありません。
 本音を言うと上手く消化出来て無いというのが、本音なので、控えさせて頂きます。

 現状でも、語られてない伏線から、続編期待と言う声が上がる中、果たして、この先の芥見先生の未来はどうなっていくんでしょうか?
 呪術廻戦、6年半ありがとうございました!どうか、ゆっくりお休み下さいませ。

第三節 SAKAMОTО DAYS

  殺連監獄にて、繰り広げられるシンと完全に死んだと思われていた枷との戦闘でしたが、流石に枷は死ぬわけもなく、立ち上がります。

 シンも善戦しますが、枷の攻撃により、行動不能に陥ります。
 大苦戦を強いられるシンでしたが、そのピンチを救ったのは、他でもないボイルでした。
 しょうもない理由で捕まり、人生終わったと観念し、燃え尽きていた心をシンと平助によって、取り戻していきます。
 その結果、大ダメージを受けるボイルですが、拘束されていたシンを解放し、何とか飛び出したものの、武器ナシの状況でどんな一手を打つかを試案していました。

 その時、枷の先ほどの言葉、何処かに連絡したことを思い出します。
 その場所は制御室であり、シンは一か八か、その部屋の職員に制御盤を壊すように、指示します。
 その結果、停電により、彼等のいる冷凍倉庫内は暗黒に包まれます。
 暗闇の中、ヘタれる枷でしたが、その心が分かるシンにとって、最早彼は敵ではありませんでした。

 結果、枷に勝利したシン。第二層に行けるように手配します。旗から見たら、変態過ぎやしませんかね?

 結局、アタリが予言した三つの命とは、ゴキブリのことでした。新喜劇のオチですか?

 シンの覚醒ぶりが目立つ今回でしたが、こんな感じで最終層まで行くんですかね?次は平助のターンであることを願いますね。
 誰も死なないとは思ってたけれど、アタリの力は本物だと思いますが、思い出して下さい。三人ではなく、三つの命と言ってたのは、ミスリードでしたね。しかし、しょうもな!とは考えてはいけない。

第四節 願いのアストロ

 キンパ回でしたね。零号で語られる彼女の過去。彼女が消えたいと思った理由が語られます。
 彼女の母親のマキは科学者であり、究極のエネルギーである暁鑛を作り出した天才科学者でした。父イチボも同じく科学者であり、助手と言う関係で、この零号はキンパにとっての因縁の土地でした。

 その後、レリさんの力によって、キンパの過去が再生され、ヒバル達は、その動向を見守ることになっていきます。

 それは9年前のキンパの誕生日。イチボさんとのささやかな誕生日が催されてはいたものの、すぐさま、マキさんが現れ、ここを逃げ出すようにと言われます。
 其処に現れたのは、他でもない過去の氷室でした。彼の姿に驚くテラスたち。彼がキンパの両親を殺害した犯人であり、彼の話す国家プロジェクトとは?
 ただの警察官ではないことは火を見るよりも明らかですが、彼の目的と無限のエネルギーこと、暁鑛の正体や如何に?

 今回は余りにも胸糞過ぎました。これは酷い。理不尽な行為によって、家族が引き裂かれ、国家を盾にしている所を見るにもっと質が悪いと考察してしまいますね。

第五節 魔男のイチ

 首都ナタリーを訪れたイチとデスカラス。この世界の広さ、女性ばかりの街並み、何より人の多さに驚きを隠せないイチ。

 因みにイチが魔法使いであることは禁句。混乱を招きかねないですからね。
 自由に行動したいイチと上手く制御したいデスカラスですが、空から落ちて来た手紙を目撃したイチは、近くにあった脚力増強ブーツを見つけ、すぐさま飛び立って行きます。

 空中を自由に飛び立つイチは、手紙を落した魔女候補生のクムギに出会います
 クムギは師匠の言いつけで、荷物の配送を行っており、その為の空飛ぶスクーターで業務を行っていたようです。
 今日一日不幸な目に遭う彼女の背後に現れたイチに驚きを隠せない様子でしたが、すぐさま、デスカラスも駆け付け、またしても厄介事に巻き込まれ、辟易とした表情を浮かべます。
 次から次へとトラブルを巻き起こすイチでしたが、魔法の面白さを知り、彼女に伝えますが、やはり、それ以上に怒りが勝ってしまいます。

 しかし、クムギが乗っていたスクーターは壊れ気味ではあったのですが、イチとデスカラスが現れたことにより終わりを迎えます。
 結果として、魔法協会に墜落と言うギャグマンガみたいなオチで終焉を迎えます。

 このクムギとの出会いが、彼女の人生を変えていくんだろうなァ。

 空へと飛び立つイチの躍動感も然ることながら、モブからヒロインまで、書き分けが魅力的で、観ていて、気持ちが高鳴って行く感覚ですね。

 今回は長文なので、ここまでにさせて下さい。
 次回はまた明日投稿させて下さいませ。
スキとコメント、フォロー宜しくお願いします。
それでは、また!


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