An unwavering belief
アメリカで一番人気のスポーツは"スーパーボール"と称された"アメリカンフットボール" ですよね。毎年アメリカ国民が楽しみにこの中継を観ると言われています。
試合の合間にハーフタイムショーがあるのですが、1993年マイケルはそこでパフォーマンスを披露しました。それまでのハーフタイムショーはスターのライブではありませんでいたが、マイケルの後、ビヨンセやマドンナなど、スーパースターの証となるLIVEをやるようになりました。
マイケルはこの出演のオファーがあった時、一度は「アメフト?興味ない」と断ったそうです。しかし「この中継はアメリカ全国民が注目しますよ」と言われた時「やる」と受け入れたそうです。
アメリカ全土の中継、そこで堂々と歌われた
「Black or White」や「ヒールザ・ワールド」自分のファンでもない人にもメッセージを送れると思ったのでしょうね。
この頃のマイケルは子供への虐待疑惑で訴えられたり(後に無罪判決)マスコミの有る事無い事の誹謗中傷の真っ只中!苦境に立たされていました。
マイケルもやっぱり黒人差別を受けていたと私は思います。黒人が世界一のスーパースターであってはいけないと、一部のWhite man の根強い黒人差別は必ずあったと思います。それでもマイケルは歌い踊り続け「black or white」歌ってしまう…私はこの強さに驚くばかり。普段は超シャイで天然、小さく細い声で話すのに、信念を曲げない強さ、巨大な人物や組織に屈しない強さ、そのギャップに驚きます。
世界中に信者のようなファンがいる一方、業界の中では疎ましく思う人もいたのでしょう。ちょっと脅威にも思えるマイケル人気。LIVEでバタバタ倒れるファンを見ると、ステージに立つマイケルは教祖様。まるで神様に見えて来くるでしょう。
でもマイケル本人は「僕は脅威ではない」と言葉を残します。争いのない平和な世界を作るために僕はやれることをやる。それが僕の喜び… みたいな言葉を残しております。
このLIVEのずっと後、44才のマイケルのドキュメンタリーTV番組が世界中に放送されました。そこで、何の躊躇いもなく、これまた堂々と驚く発言をするのです。
「僕はピーターパンなんだ」
44才ですよ。
世界中に放送…
凡人には理解できない超天然で、キワ者であったマイケルジャクソンは、私達にたくさんの喜びと驚きと、そして幸せを与えてくれました。
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