マガジンのカバー画像

ジョン・ヒロボルタの弟子 みやまるボルタの記録3

100
運営しているクリエイター

2015年5月の記事一覧

【みやまる】通ぶれる野球バナシ 42球目

ーNo.42-

 2015年開幕の時点でオリックス、日本ハム、西武、楽天、巨人、広島、中日が背番号42番を外国人選手が着用している。これには世界野球史で大きな功績を遺した選手が関係している。ジャッキー・ロビンソン。黒人初の大リーガーである。

 1945年ブルックリン・ドジャースは前代未聞の契約を発表。それまで別の、人種隔離された黒人リーグの遊撃手ロビンソンの獲得だった。心無い野次を観客や相手選

もっとみる

【みやまる】パルムドール受賞作を大いに・・ってほどじゃないけど語る

 昨日ちょっとカンヌ映画祭について触れましたが、どっちかっていうと邦画寄りのみやまるですが、グランプリに当たるパルムドール受賞作って好きな作品多いんですよね~。というわけで今日は「おすすめパルムドール受賞作ベスト5」!

第5位:『ワイルド・アット・ハート』

 男くさいんですよ、ニコラス・ケイジが。考えの古い自分からすると、「女とオープンカーでくわえ煙草」っていうのは自分がやったら絶対似合わない

もっとみる

【みやまる】電車映画のようなもの その25 トウキョウソナタ

 祝!黒沢清監督第68回カンヌ映画祭「ある視点部門」監督賞受賞!今日は「電車映画」も黒沢監督の作品です!

 京王線の電車の見える2階建ての一戸建てに住む佐々木家はどうも歯車がうまく回らなくなっている。父(香川照之)はリストラを隠し、長男(小柳友)は米軍入隊を志願、次男(井之脇海)は給食費を盗んでピアノ教室に(このピアノ教室の先生演じる井川遥がまぁ~美人!あの先生なら給食費盗むのも・・・いやいや盗

もっとみる

【みやまる】たけし映画、ばんざい!3回目だコノヤロー

ーHANA-BIとたけし映画の女性-

 「台詞が少ない、ロードムービー、女性が幸せにならない」。年上の知人から俺はこういう映画が好きなんだけどおススメはないか?と聞かれたことがある。みやまるはちょっと悩んで『HANA-BI』を薦めた。

  たけし映画の女性はあまりしゃべらないのである。しかも感情をあまり表に出さない。じっと強いまなざしでそこにいる、静かだけどタフな女性が多い。男がバカヤロウコノ

もっとみる

【みやまる】のほ本!10冊目-幕張サボテンキャンパス-

 こんばんは。今日も5限まで講義受けてたみやまるです。一応サボらずに平日はちゃんと毎日講義受けてるのに、なんというか、大学生の自分に関して思うことがある。

 いつ、大学生になったって実感が沸くの?

 千葉のだらだら大学生漫画「幕張サボテンキャンパス」を読んだのは中二。「新観」「教職」「単位」「学祭」こうした単語が飛び交う学生の世界は随分大人に感じました。そんな俺ももう21、作中の彼らにいつの間

もっとみる

【みやまる】みやまるの懐ゲー野郎! 1連射

-ポケットモンスター緑-

幼稚園時代の毎週木曜日は水泳教室から帰ってくると一目散にテレビの前へ。大体ピカチュウとサトシのポケモンバトルを見てました。そんな無邪気な生活から早15年、ワシもオッサンと言われるようになりました。フガフガ。

正直この「初代ポケモン」を懐ゲーと呼ぶには抵抗あるんですよ。懐ゲーってもっとファミコンとかに使う言葉かなって。調べてみたら96年発売!? 僕にとってはもう

もっとみる

【みやまる】このページでやってみたい企画。

 みなさんこの前の金曜日の『タモリ倶楽部』見ました? ついにタモさんが西武鉄道に来てくれたんです! 沿線に住む自分としては「鉄道回」の度に西武にも来てくれればいいのと、番組を見始めた中学時代から思ってたんで嬉しかったですね~。9年くらいの悲願成就でした。

 9年と比べればまだまだですけどこの日記だってもう半年。始めたころに比べれば少しはマシな文章を書いてるかなあと思います。もっとこのページから、

もっとみる

【みやまる】通ぶれる野球バナシ その41

ーお呼びでない?これまた・・・-

 打順・選手交代は野球戦術の根幹をなす。そうしたタイミングでミスってしまうこともある。演劇で言えば「出ハケ」の失敗は野球にも意外とある。

 11年広島対オリックス戦オーダー発表に両軍のファンは大歓声。広島の7番DHに投手の今村猛の名前が!日ハムの大谷翔平みたいな二刀流?残念ながら違います。オリックスの先発投手の予測が立てられず、打席が来たらすぐに代打を出す作戦

もっとみる

【みやまる】通ぶれる野球バナシ 40球目

ー身も心も超人!糸井天然伝説ー

 今現役で一番「面白エピソード」という意味で伝説が多いのはオリックスの背番号7、糸井嘉男だろう。球界屈指の運動神経で「全身バネ」「ほかのスポーツでも活躍できるのでは」とも言われる彼の天然伝説を紹介しよう。

 ★そもそもどんな選手?

 03年近畿大学から日本ハムに投手として入団。07年から野手に転向し09年リーグ最多二塁打をゲットするなど一気にブレイク。13年に

もっとみる

【みやまる】電車映画のようなもの その25 スーパースター☆カム・サヨン

いい野球映画の共通点は意外にもグラウンドの外にアリ!「野球ファン」である。仮に選手が主人公の映画でも野球ファンの描写が良くないと「名球画」にならない。「野球のこと好きな人が撮ってるんだ!」という安心感が案外大事なんだろう。今回は実話を基にした韓国の野球映画。

カン・サヨンはアマ球界で活躍する投手。勤め先である工場の親会社がプロ球団を持ち、サヨンは入団テストに合格。チームは勝てない、サヨンはほ

もっとみる

【みやまる】航空公園で見た映画監督たち

 金曜日の記事に新百合ヶ丘で西川美和監督のトークショー足を運んだことに触れたがみやまるが映画監督のトークショーに行ったのは西川監督以外にもある。このnoteの初期に書いたけどに北野武監督の東京国際映画祭でのトークショーにも行った。

 家から数駅の「航空公園」の近くに「ミューズ」という所沢市民文化ホールがある。毎年3月に「ミューズ シネマ・セレクション 世界が注目する日本映画たち」という上映会を3

もっとみる

【みやまる】通ぶれ野球バナシ 39球目

ー赤子に呪われた赤い靴下ー

昨日はシカゴ・カブスの「山羊の呪い」に触れたが、米大リーグにはまだまだ「優勝出来ない呪い」はある。

日本ハムの大谷翔平よりもずっと昔ベーブ・ルースが二刀流の大選手だったことはあまり知られていない。ボストン・レッドソックスに所属してたころは最優秀防御率を誇る名投手だった。しかし球団は投打に大活躍だったルースを財政難でニューヨーク・ヤンキースに放出。ルースを巡る

もっとみる

【みやまる】通ぶれる野球バナシ 38球目

ーデロリアンとシカゴ・カブスー

今日は太平洋の向こう側の、MLB(大リーグ)の野球バナシ。日米のMLB好きにいま話題になってる名作映画がある。

** 「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」**である。前作で結婚前の両親に出会ったマーティ青年は、今度はドク博士と30年後の2015年へ。つまり今年である。ここでマーティはスポーツニュースの結果としてシカゴ・カブスがマイアミを破りワー

もっとみる

【みやまる】電車映画のようなもの その24 -夢売るふたり-

  3年前浪人生だったみやまるは新百合ヶ丘の日本映画大学へ。その日は西川美和監督のトークショー付きのオープンキャンパスだった。西川組のメイキングまで見せてもらった、しかも全部タダで。こんな贅沢なオープンキャンパスは他に体験したことがない。壇上の西川監督は低く強い声で、男女両方から人気がある学校の先生というような印象だった。「映画の世界では男女の地位が徹底的に平等で、女だからって理由で差別もされない

もっとみる