【みやまる】パルムドール受賞作を大いに・・ってほどじゃないけど語る

 昨日ちょっとカンヌ映画祭について触れましたが、どっちかっていうと邦画寄りのみやまるですが、グランプリに当たるパルムドール受賞作って好きな作品多いんですよね~。というわけで今日は「おすすめパルムドール受賞作ベスト5」!


第5位:『ワイルド・アット・ハート』

 男くさいんですよ、ニコラス・ケイジが。考えの古い自分からすると、「女とオープンカーでくわえ煙草」っていうのは自分がやったら絶対似合わないのはさておき憧れますね。そして恋人を取り戻そうとするその母親がルージュで顔を真っ赤に塗りたくるリンチ監督のヤバさも健在。見た後パワーが出るというか、「俺もワイルドだぜぇ~」と思える映画です。

第4位:『甘い生活』

 ぐうの音も出ぬほどの美中年・マストロヤンニがローマの上流階級で女にモテモテ。と、外から見る分には「甘い」けど現実は「そんな甘いもんやおまへんのやで」という映画。やっぱりマストロヤンニの顔に生まれなくて正解だったな。あの顔に生まれたらそりゃ苦労しますよ~。でもこの作品のトレビの泉にざぶざぶと入っていくシーンを思い返すと・・・・、やっぱずるいっ!ロマンチックすぎる!


第3位:『パリ、テキサス』

 『あの素晴らしい愛をもう一度』の「♪広~い荒野に、ぽつ~んと居るようで♪」の部分を聴くといつもこの映画思い出します。みんな持ってる人間の、人生の隠したいところを、「上手く隠しながら」見せてくれます。ラストの子供を抱きかかえるナターシャ・キンスキーが印象深い。

第2位:『パルプ・フィクション』

 この映画が154分もあることにいつも驚きます。いっくら映画サイトとかにそう書かれても90分足らずくらいの映画だったようにしか思い出せないスピード感。「フランスではマクドナルドってメニューの名前全然違うらしいぜ」なんてアホな会話してた師匠の❝元ネタ❞、ジョン・トラボルタがユマ・サーマンと踊り始めた瞬間急にキメキメにカッコよくなっちゃうのがニクい。

第1位:『さらば、わが愛/覇王別姫』

 赤みがかったきめ細やかな色彩で、レスリー・チャン演じる京劇俳優の報われぬ悲恋を描いた大作。演技に集中するあまり役柄と自分の境目が分からなくなってしまったのではないかという描写も幻想的な東洋美術を際立たたせている。破滅に、絶望に向かっていく恋愛だからこそ、皮肉なことに美しく見えてしまう。ほとんど映画見て泣かない自分がボロボロ泣きました。

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