【みやまる】通ぶれる野球バナシ 42球目
ーNo.42-
2015年開幕の時点でオリックス、日本ハム、西武、楽天、巨人、広島、中日が背番号42番を外国人選手が着用している。これには世界野球史で大きな功績を遺した選手が関係している。ジャッキー・ロビンソン。黒人初の大リーガーである。
1945年ブルックリン・ドジャースは前代未聞の契約を発表。それまで別の、人種隔離された黒人リーグの遊撃手ロビンソンの獲得だった。心無い野次を観客や相手選手から投げられるも47年には自慢の俊足で盗塁王と最多犠打を獲得。その後のサッチェル・ペイジ、ロイ・キャンパネラ、ハンク・アーロンと黒人選手の獲得の足掛かりとなり62年に野球殿堂入りを果たした。
97年にロビンソンのメジャー昇格50周年を記念して全ての球団が「42」を永久欠番にすることを決定。今後新たに「42」をつけることをせず、97年時点で使用している選手が最終使用者になることになった(2013年ヤンキースのマリアノ・リベラが引退し、全ての球団の42番が欠番に)。2004年大リーグ機構は彼のデビュー戦が行われた4月15日を記念し「ロビンソン・デイ」と制定。09年からは15日には全員が42番の特別ユニフォームでプレーすることになった。
▲「42」を着用するブルージェイズのナイン。
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