最初のキス・最後のキス
きみに出会って
いくつかの時が流れた
きみに会う日が来るのは
いつもより時間が
長く感じる
だから
きみに会う日が
近づくほどに
僕の胸は高なった
それなのに
きみと過ごす時間は
まるで
夢を見ているかのように
いつもあっという間に
過ぎてゆく
暗がりが広がる部屋で
ふいに
きみからのキスに
時が止まった
僕は
夢か現かわからなくなる
その幸福感とは裏腹に
なぜだか
二度ときみと
会えなくなるような気がした
きみからの
最初のキスは
もう 会えないことを告げる
最後のキスだったかもしれない・・・
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