ハガキで繋ぐ距離
葉書を送る。
昔BARで知り合ったかなり年上の友達に葉書を書いた。
大好きなバーボンの絵を添えて
出会ったBARには、出張できていて私はその人にバーボンを習った
その後彼は出張していた会社を辞めてバーテンダーになった。
店に開店祝いをみんなで送った。
彼の住所は、店のホームページを調べればすぐ分かる
私は、年に1度彼の店に初めて飲んだバーボンの絵を描いて葉書を送る
彼は私の連絡先を知らないので出会ったBARの店主に
手紙ありがとうと伝える
私が、その出会ったBARに行くと店主から
『葉書ありがとうって連絡ありましたよ』
と伝えられる。
気持ちを届けようとハガキに絵を書き切手を買って出す。
ハガキが届き彼は、私だと気づき知りあったBARに少し悪いと思いながら連絡する。
BARの店主はいつくるかわからない私へのメッセージを受け取る
彼らはその用事で自分達の近況報告もするのだろう
私は気が向いた日にそのBARに訪れる
店が忙しくてその伝言を伝えられないこともあるだろう
少し店内が落ち着いて時間がある時に店主は私にハガキの話をする
お元気そうでしたという言葉も添えて
そのくらいの距離感。少し遠いようで実はとても近い距離感
その人を思う気持ちと時間とそしてタイミングが何度かあって
初めて伝わる距離感
昔の駅の掲示板は知らないけれどきっと掲示板には
待ち合わせてもない人への告白やメッセージもあったのだろう
偶然伝えたい相手がそれをみて偶然自分のことだと気づいてそんな距離感に似てるのかもしれない。