松本へ1泊2日の女子一人旅
長野県の松本市へ1泊2日の一人旅をしてきました。新宿から特急あずさに乗り、2時間半で松本に着きました。私は山女なので、長野が好きなんです。学生時代はよくアルプスに行っていました。前回は善光寺や戸隠に旅行に行ったので、今回は松本方面に行きたかったのです。
まずは松本市美術館へ草間彌生の作品を見に行きました。前衛芸術家の草間彌生は松本市の出身なんですね。水玉をモチーフにした作品が有名ですが、そのピカソのような独特の世界観に浸りきることができました。現在95歳ですが、今でも精力的に芸術活動をされているそうです。
もっとよく草間彌生を理解できるように「水玉の履歴書」という自伝を売店で購入しました。
お昼ご飯の時間になりました。長野と言えばお蕎麦です!
たまたま通りかかった「そば処 種村」というお店で手打ちの十割蕎麦のセットをいただきました。十割そばというのは、つなぎを全く使わずに蕎麦粉だけで作られるお蕎麦で、高度な技術を必要とするそうです。コシがあって、すごく美味しかったです。他にもそば豆腐やそば粥などあり、蕎麦が堪能できました。そばって健康にいいんですよね。
昼ごはんの後は松本城を目指してブラブラ街歩きです。蔵のある街並み商店街の「中町通り」が素敵でした!食器屋さんとかプリン屋さんとか伝統工芸のお店を覗きます。漆器のお椀とお箸と箸置きを購入しました。
いよいよ松本城が見えてきました。日本最古の国宝のお城です。美しいですね。チケットを買って中に入ります。すると中は狭くて急な階段が続きます。最大傾斜は61度だそうです。みなさん必死に両手を使って這い上がって行きます。日曜日だったので観光客が多い上に、登る人と降りる人が同じ階段を使うので、かなり大変なことになっていました。係員の人が「段差が大きいので気を付けてください」と言っています。やっとの思いで一番上まで登りました。下りるのもまた一苦労でした。手提げ袋を2つ持って軽い気持ちで入ってしまって後悔しました。下のロッカーで荷物を預けるか、リュックサックで両手を空けて入場すればよかったです。松本城、侮れません。よく考えたら要塞なのだから、たとえ敵が侵入しても、前進しにくい構造になっているのは当然かもしれませんね。
最後に伝統工芸の「松本てまり」も購入しました。いたるところに手作りの
てまりを見かけて、すっかりファンになってしまったのです。てまりは江戸時代から作られていたそうですが、ゴムのボールの登場ですっかり下火になってしまったとか。でも昭和30年代に市民の手によって復元されて、今では松本を代表する手工芸品の一つになったそうです。
最後に博物館で見た松本の人のメンタリティが面白かったです。「長野県ではなく信州です。100年続く長野市への一方的なライバル意識と松本プライド」。長野市にライバル意識を持っているから、長野県と呼ばれるのが嫌みたいです😊。信州と呼ばれたいのですね。
1泊2日だけでしたが、思ったより時間があり、いろいろ見ることができました。日本の良さは地方にあり!と実感した一人旅でした。旅行中たくさんの欧米からの観光客をみかけました。彼らは日本の地方の良さを知っているのですね。今度は木曽や諏訪や小諸の方にも行ってみたいです。