「ぎゃふん」と言わせてやろうじゃないか。 笑いを捕らえよ!#15
僕の父は塾の経営をしている。
塾の経営、というと大手塾の校長、というイメージを持たれる方もいるだろうが、そんなものではない。
言い直そう。
父は個人塾の経営をしている。
個人塾、というと勉強を一対一で教える、というイメージを持たれる方もいるだろうが、そんなものではない。
再び言い直そう。
父は小さな塾を開いている。
小さな塾、というと勉強以外の色々なことを教えてくれる、というイメージを持たれる方もいるだろうが、そんなものである。
父は勉強以外のことも教えているのだ。
そんな父の塾で、僕は勉強をしたり、実はこのnoteを書いたりもしている。
塾には生徒が数十人いる。
今日はその中の一人の話をしよう。
A君はプロゲーマーになりたいという夢を持っている。
親に「プロゲーマーになる」と宣言したA君。
親も応援してくれていて、毎日何時間もゲームをして夢に向かっていた。
しかし、親から見れば、毎日息子がゲームをやっていることが心配でたまらなくなってきた。それも当然だ。
親はどうしようかと悩んだ末、僕の父に相談した。
父は、A君の目標を叶えさせた方がいい、という側に立ち、A君がプロゲーマーになりたいならどこまででもサポートする、と語った。
やるなら本気なのが僕の父のいいところだ。
こうして、今日もまた父は塾の範囲を超えたことをし始めたのだった…
プロゲーマーという夢を馬鹿にしない。
そして夢だとか勇気だとかがダサいって思ってる人に「ぎゃふん」と言わせてやろうと、今日も父は精進しているのだ。
そういう面で、僕は父を尊敬しなければならないと思ったし、意見が対立することはあっても、決してリスペクトを忘れないようにしたいと思った、今日この頃である。
「ぎゃふん」のくだりは、僕の妄想にとどまるが。
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