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J2第1節 藤枝MYFCvs徳島ヴォルティス 「修正と真価」 Match Review
みなさん、こんにちは。ナーゲです。
ついに、やっとJリーグが開幕しました!
12月に閉幕し、そこから約2ヶ月半うずうずしていた人は多かったと思います。自分もその一人です笑
特に今シーズンは開幕戦から現地に参戦できることもあり、非常に待ち遠しかったです。今シーズンもnoteにて記事を書いていきたいと思うので、面白かったり良いなと思った方はぜひ、いいねや拡散、感想もお願いします!
1.試合の概要
開幕戦といって良い思い出の人は、たくさんいるわけではないと思います。最後に開幕戦で勝利したのは2020年です。リカルド体制でJ2で優勝した年でしたね。そこから5年、久しぶりの開幕戦の勝利に酔いしれたサポの皆さんも多かったと思います。
開幕戦の相手は藤枝。昨シーズンも勝った相性の良い相手です。
そんな藤枝のホームに乗り込んでの一戦でした。
それではスタメンを見ていきましょう。
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徳島のスタメンは3-4-2-1。試合前のウォーミングアップでDFラインのヘディング練習をしていたのが山田と山越の2人だったこともあり、最初は4バックの予想をしましたが、蓋を開けてみるとしっかりと3-4-2-1でしたね。キャンプのTMや増田さんの話を見る限り、4-3-3なのかなと思っていました。しっかり守る意味でもビルドアップの面でも3-4-2-1は良かったのかなと思います。
対する藤枝も昨シーズンと同様に3-4-2-1で挑んできました。特に藤枝は昨シーズン、チームの約半分のゴールを量産した矢村が新潟に戻り、中盤に安定感をもたらしていた新井も新潟に行き、新戦力が試される試合となりました。
2.前半の課題
この試合では藤枝がボールを保持し、徳島が守備をする時間帯が多かったと思います。特に前半は藤枝に良い形で前進されることが多く、徳島としては守備でも最初のほうは上手くハマらないシーンは何回かありました。そのシーンを見ていきましょう。
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藤枝のビルドアップの特徴として3バックの右の森がサイドに開き、GKのチディが川島と中川の間まで上がってきてビルドアップに参加します。両チームとも3-4-2-1でいっけんマッチアップするような形になるように見えますが、チディが積極的に参加する分ズレが生じたのかなと思います。
特に最初にズレが生じたポイントはは二つあります。
一つ目は相手の森のところです。6:50~や10:05~のシーンに現れました。それが誰がプレスにかけるかという問題です。上記のシーンでは左WBの高木とシャドーの杉本の両方がプレスに出ていました。高木がジャンプして森に出る分、空いたエドのところにCBの青木がスライドしていました。なので一つ目は森に対して二人出ていたというところです。
二つ目のポイントはボランチの立ち位置です。特にこの試合の2ボランチで先発したのは児玉と鹿沼。とてもエネルギッシュな二人でピッチを縦横無尽に駆け回る2人です。その分、前に潰しにいく意識が強く、後ろのシャドーにフリーな選手がいるのに前に出ていくシーン何度かありました。相手のボランチとシャドーのボックスの中で2人は上手く守る必要があります。
ではCBがシャドーの浅倉に出ればいいじゃんと思う人がいるかもしれません。しかしそれを不可能にしていたのが先述した一つ目のシーンです。
高木がジャンプせずに、青木が中央にステイしていたら前に出ていけて前進されなかったのかなと思いました。まとめると↓
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特に逆の右サイドでも同じようなことが起きたのが23:30~のシーンです。児玉がボランチの杉田の食いついたところに後ろのフリーな金子が前向きでライン間のところでフリーで受けることができました。コンパクトな守備を行うなうためにも、まずは内から締める。特にボールホルダーがフリーなタイミングでは。そこからパスが出たら前向きに守備をする。そこから後半に修正され、とてもよくなりました。それを次は見ていきたいと思います。
3.後半の修正
後半はとても守備が整理され、修正されているなと感じました。それも相手の形によって守備を使い分けていたのも非常に仕事が早いなと思いました。それでは具体的見ていきましょう。
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藤枝のビルドアップの形としてボランチが1枚気味で縦関係になるのと、横並びになる2つがあったと思います。前半は相手の中盤の枚数を増やすやり方に混乱したシーンが何度かありましたが、後半は完全に修正されました。
まずは相手のボランチが縦関係になるシーンです。後半はシャドーの杉本とヴィクトルが川島と中川にプレスを駆けました。そしてCFの渡が相手のボランチを掴むやり方を採用していました。そうすることで児玉と鹿沼は出ていくことは避けれたので後ろで数的優位を作られるシーンはありませんでした。また森にパスを出されても走力が売りの高木がジャンプして対応しました。ここのスピードがとても速く、予測力と判断がとても良い選手なんだなと思いました。
二つ目の相手のボランチが横関係になるシーンです。そこは鹿沼が前にジャンプして掴みに行っていました。そこの対応もスムーズだったので、しっかり対策していたのだろうなと思います。
また後半は前半に比べて、CBの青木や山越が相手のシャドーを掴みに行くシーンも増えたように思いました。特に後半に途中から入ってきたチバカンから2度くらい奪えたシーンもみなさんの記憶にあると思います。
そういう意味でも凄く前半から後半で別の整った守備を構築できていました。それは監督含めスタッフが良い連携を取れているなと感じました。
藤枝は繋ぐのが上手く、特に前半はゴール前でシュートを打たれるシーンもありました。けれど無失点、クリーンシートで終われたのはゴール前で体を張り、粘りずよく守れたからだと思います。増田さんになってそういうとこの戦うっていうところはしっかり植え付けられているのかなと思いました。
4.新加入選手の雑感
新加入選手としてスタメンに名を連ねたのが山越、山田、高木、ヴィクトルの4人。そして途中から姿を見せたのがバルセロス、重廣の2人でした。特に山越と山田は非常に安定感がありました。山田はシマブクを止めて、マイボールにしたとこや松木に最後まで体を当ててシュートミスにもっていたシーンなどこれからが期待できるからこそ、今年こそ昇格しないとと身が引き締まる思いです笑
あとはバルセロス。途中からでも爆発すれば想像できないようなポテンシャルを見せてくれました。非常に期待が膨らみます。ヴィクトルも含めて、ここから試合をこなして連携面でも徐々にフィットしてくれたらいいですね。
5.おまけ セットプレー
この試合FKやCKは何度かありました。その中でも注目したのがFKです。直接の可能性のないFK。この試合では前半と後半に一度ずつありました。恐らく狙っていたのは山越と青木のスクリーン。山越がキッカーが蹴るタイミングでファーに回り、山越のマークを青木がブロックし、フリーになった山越が折り返す。ていうのを狙っているんなんじゃないのかなと思いました。
また5バックにすることでCBの枚数が1枚増えます。そうすることでセットプレー時のターゲットが増える意味でも理にかなっているかなと思います。
6.まとめ
待ち遠しかったJリーグが開幕しました。とくに過去3シーズンはJ1昇格を望みましたが、昇格とは程遠い結果だっただけに今シーズンにかける思いは強いいと思います。またこの開幕戦で勝利した流れをどこまで継続できるのかというのがカギになると思います。
次節は昨シーズンのJ1昇格POで決勝まで進んでいる仙台をポカスタで迎え撃ちます。仙台は昨シーズン1勝1分けと相性の良い相手ですが、気は抜けませんしホーム開幕戦もしっかり勝ってほしいなと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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