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スターマシーンプロジェクトさんの「1001」を見てきた②
StarMachineProjectさんの1001を今日も見てきました。今日も面白かった…
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すぐ生き物に見立ててしまう
その①はこちら
ほかの体験型のイベントとか(体験要素のある美術館とか博物館とかが多いかも)でスタッフさんたちに「はいこうやってみてください!こういう意図があるんですよ!どうですか面白いでしょう!」をされると、割と「私の体験に口を出された〜!」と思うタイプの人間なんですが、その感情が全然来なくて割と勝手にのびのび遊ばせてもらって楽しかったなぁ…
けっこう「ああーこれは反応悪いお手玉ですね…(お手玉を揉んでセンサーを表に出してくださる)」とか「ははーそこを見ますか…(カンテラを操作するにつれ変な体勢になる私を見守ってくださる)」とか、展示を見た私のリアクションへのリアクションをちょこちょこいただくのですが、全然嫌な感じじゃなかったなぁ。独り言に含めるのも可能な範囲内というか…
運営側の方々もお手玉で遊んだりお知り合いとおしゃべりしたりと、それなりにゆるりとしてらしたように見えたのも相まって、じゃあ私もこの空間でゆるゆる好きにするぜ(好きにしてよさそうだぜ)と思えたのかな。
この展示内容なら美術館とかに常設もできるのかも…毎日何時と何時から部屋がとけます、みたいなスケジュールを置いたりして…とも夢想したのですが、あのほわほわ〜ゆるゆる〜にこにこ〜の目があってこそこっちも自由に遊べたなぁとも思いました。
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そうそう、1階の左右の部屋にいても気にならないけど、2階の部屋にいると1階の音や話し声が結構聞こえて、階段から明るさも漏れて、あれでより一層とける部屋の暗さ静けさが強調されていたなぁ。
外を電車の通る音、階段を登ってくる靴の音、誰かが移動して音量の増加と共にこちらに近づいてくるにつれ、「誰かがこの家に来る!」と明るくなる電球がなんだか悲しかった。日めくりカレンダーをめくるたびになんらかの特別な日に近づいてソワソワしたりしたのかな…
でも一階にいると、「二階、とんでもなくうるさい部屋だな…」になるんですよね。そんなことないのにな…
「時間の経過を表現した部屋」ってどういうことだったんだろう。「坊やの手から落ちたプレゼントが床に限りなく近づくまでの瞬間」の切り抜きなのかな?数学でゼロに限りなく近づくけどゼロにはならない、みたいなグラフありましたよね…
絵本やランタンの部屋だと恐竜が出たり時間の旅があったけど、それは時間を管理する側の視界で、そうしてる間もあの家は「坊やの手から落ちたプレゼントが床に限りなく近づくまでの瞬間」であり続けると思うので…(壱劇屋さんのコードキュアの台本に「舞台上で時間が流れてるからかな?」と書いてあったのをうっすら思い出しつつ)(文脈忘れましたが妙に印象に残っているあの書き込み…)
下の階に降りてランタンの部屋に入ると、空間の上下の重なり?を操作して、プレゼントの影を坊やの影の手に持たせることも可能になって嬉しかったですね。私が神だったのかな…いやエンジニアかな、エンジニアの影、私と同サイズくらいにできたりもしたし、最後私も迫ってくる四角い影に覆われて終わったし…
お手玉の部屋では時系列が操作できたはずなのでもしかしたらいいかんじの結末が作れたのかもしれないな…
昨日は絵本を読みそびれたのですが、絵本なしでもお話を全部追うことはできるのがかなり好みでしたね。各部屋の繋ぎあわせで全景が見えるし、60分間とける部屋から降りなくても、ランタンだけ持ち続けてても、お手玉とだけ会話してても、玄関にずっといても、どこであれ話がわかる手段がある。
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カンテラを持ち歩く時に、まるで自分が不安定な足場に立ってる気分になるのは何故だろう。高さを調節するためにどうしても中腰やら大股開きやらになったりするのですが、それにしてもなんだか妙に「おっとっとっと…」をやりたくなるんですよね。妙な遊びをさせてもらってるなあ!の照れでつい戯けが出るのかもしれませんが、「床を上下左右に揺らされたらそりゃ立ってる私も揺れるよなぁ」になっていたのかもしれないです。
人目がまったくない場所よりも、ああいう自由を許可してくれる目があった方が自由にできるみたいなとこあるよな…もしくは「演劇の一種」として見に行ったので、なんかそういう、舞台の上を歩かせてもらってる気分だったのかな私は。
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そういえばひとつ、記憶なしのお手玉と遭遇しましたね。すごく軽くてちょっとちっちゃかった!
厚めのビニールがくしゃっと折って入れてあった?のかな?中に面の存在を複数感じて、「記憶のセンサーがいくつも入ってる…?」に誤解したのもおもしろかったな。