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文章を読んでもらう幸せ

ブルガリアンスクワットとジャンガリアンハムスターって似てない?


という文章を携帯の下書きメモの中に見つけました。
いつ書いたんだろう。なぜ書いたんだろう。
意味がわからない。





初めて自分が書いた文章を人目に晒したのは大学3年生のときでした。

当時全盛期だったmixi。うーん懐かしい。
周囲の友達と同じく内容は主に日記でした。
エッセイと呼べるような洒落たものではなくまさに日記。
コメントがつくのがとても嬉しかったです。

noteと違うのは読んでくれる人もコメントする人も全員リアルで知ってる人。
顔も声もどこに住んでるかも知っている人としか交流していませんでした。
noteは真逆です。
本名も顔も知らない人としか交流していません。
いやぁ、すごい時代になったもんだ。


「和香ちゃんのmixi面白いね」と言ってもらえるのが嬉しくてたまらなくて、大体週に1回日記を上げていました。

今日は◯◯と一緒に〜〜に行って●●を食べました!
めっちゃ美味しかったー!
やっぱりいつものメンバーは最高!大好き!
そしてやっぱり今回も食べ過ぎてしまった(汗
そろそろ本気でダイエットせなマズイ(;´Д`)


みたいな"誰に対する報告なんだ日記"は絶対に書かないというよく分からない矜持を持っていました。
いやいや、別にそんな日記でもいいじゃないとちょっと大人になった今は思います。


当時どんな日記を書いていたのかほとんど覚えていません。
思い出せるネタだと、
外国人に声をかけられてナンパかと期待したら宗教の勧誘だった話とか、
父が年賀状に使う写真の為にスイス軍のガスマスクを購入した話とか、
母が陣痛が来ないことに痺れを切らして縄跳びをした思い出話とか書いてました。

あれ、なんか今とあんま変わらんな。
まぁとにかく少しでも面白おかしくなるように書いてました。



大学卒業間近になった頃のことです。
社会人の友達何人かから
 文章を書く仕事に就けばいいのに
と別々の機会に言われました。
 いやいや、そこまでの才能はないよ
 でもありがとう
とその時は100%お世辞として受け取りました。

でもそう言ってもらえたことを私は今でも覚えているのです。
だって実はめちゃくちゃ嬉しかったから。
私は文章を書くのは下手じゃないのかもしれない、と少しだけ自信をもらいました。

まぁそんな小さな自信も仕事を始めたら粉砕されるのですが。



就職と同時にSNSはやめてしまったけれど、今年に入って何かよく分からない書きたいスイッチが入って、勢いで登録して、とにかく書くことを目的にクオリティは無視して書き続けて早9ヶ月が経ちました。

自分でも読んでてつまらんなぁと思う記事もありましたし、上手くまとめられたなと満足する記事もありました。
でもとにかく書くこと自体が目的だったのでひたすら書いて晒し続けました。

嬉しいことに、この9ヶ月間に何度か「あなたの文章が好きです」といったお褒めの言葉をいただくことがありました。


23歳の頃に褒めてもらった時よりもずっと、ずっとずっと嬉しかったです。
何度もコメントを見てニヤニヤして、そして少し泣きそうになりました。

お世辞でもかまわない。
私のことを全く知らない人に、文章だけで褒めてもらった。
誰かに面白いと言ってもらえる文章を少しだけ書けた。

これって結構幸せなことなんじゃないかなぁと恥ずかしながら自画自賛しています。
たまにはいいでしょ自画自賛。大事だよね。

最初はフォロワーゼロでも書き続けようと思っていましたが、いざフォローされると嬉しいですし、スキをつけてもらうと世界の中心で愛を叫びたくなります。
本当に本当にありがとうございます。


mixiは自分では結構長い期間やったイメージですが、実質2年半くらいしかやってません。
SNSの形態にも流行り廃りがあるので今後どれくらい続けられるのか自分でも分かりませんが、たとえ読み専になったとしても出来るだけ続けたいなぁと思います。


アイコンしか知らないいつも来てくれるアナタ、多謝!



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