🍀しあわせのヒント・その9~やる気と主体性の育て方~
☆ポジティブ心理学の学びのシェア
「やる気と主体性の育て方」
親子にも組織にも応用できますが
私の本業の日本語教育についても
考えさせられました。
◆◇◆コントロールしようとすればするほど
相手のやる気は落ちる◆◇◆
◇親がゲームをしている子供に
「早く宿題をしなさい!」と注意すると
「今やろうと思ったのに・・・」と答える場面
よくあるかと思います。
あれは、言い訳ではなく
親が自分の思い通りにしようとすると
(子供のためを思っていても
自分の理想に当てはめようとしている)
本当に、子どものやる気をなくしてしまうんだなと
わかりました。
◇日本語教育では
最近は「学習者主体」の授業
教師が「教えない」授業なども聞きます。
教師が教える人で学習者が学ぶ人ではなく
学習者が自ら学びとっていかないと
身につかない
ということだと思います。
言語は、あくまでも
それぞれの夢を叶えるための手段の1つであって
目的ではありません。
その人が日本語を使って何をしたいのか
ということが大事です。
ポジティブ心理学ではありませんが
「プロジェクトベースド・ラーニング」は
まさに学習者主体の学び方だと思います。
これを実践したヒラサワエイコさんのお話がこちらです。
記事が40本あるマガジンです。
まだ読んでいる途中ですが、非常に興味深いです。
◇組織において
トップダウンで上司の命令通りに
コントロールされる仕事と
皆で考えて決めて
それぞれの強みを活かしてする仕事
どちらが成果が上がるでしょうか?
きっと後者だと思います。
それを実現させるためには
先日ご紹介した
SBC(ストレングスベースド・コンサルティング)が
役に立つと思います。
◇大事なことは・・・
自分で考え自分で決める
「自己決定」
その前に親や教師が、あれこれ言わず
見守る勇気と優しさが
大事なんですね。
おせっかいな私は
ついつい
「転ばぬ先の杖」になろうとしてしまいがちです。
でも、そこをぐっとこらえて
本人の学びの機会を
奪ってはいけないのだと思います。
そうしないと
いつまでたっても自律できず
誰かに依存して
自分で幸せを作り出すことが
できなくなってしまうから。
また、頼まれてもいないのに
勝手に手助けするのは
本人に、できる力があることを
信じていないということになります。
(自分への戒めとして)
時には人に頼ることも必要ですが
まず、自分で考えて
自分でやってみることが大切ですね。
「自己効力感」を
「やればできると思う気持ち」だと思っていましたが
亜里先生は
できるかどうかわからなくても、まず
「やってみようと思う気持ち」だと表現しています。
そして、もしうまくいかなくても
それはまだ、通過点であって
必ず学びや気づきがあるはずです。
なので、まわり道したように見えても
きっと必然であって
無駄な経験など一つもないと思います。
効率よく、まっすぐ歩く人生よりも
くねくね寄り道しながら
かわいい草花を見つけたり
美しい景色と風を感じたり
いろいろな人に出逢ったりする方が
豊かな人生ではないでしょうか。🍀
☆参考図書☆
『世界に通用する子どもの育て方』松村亜里・著