読書日記65
SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方
”ゆうこす”こと菅本裕子さんというクリエーターの本で、有名な方なので知っている人も多いと思う。HTKというAKB48の九州のグルーブで「博多の乱」と言われる大量解雇があったらしい。指原莉乃さんが「辞めさせないで」と言ったことで有名らしいが、まったく知らなかった。
YouTubeでアシスタントや起業家としてよくホリエモンの番組とかに出演していて知識がすごいなというのと、ガジェットにすごく詳しいのとで本を読んだことがあって、SNSに対してすごく詳しくビックリしたことがあった。この本はその前に書かれていて、尚且つちょっとブラックな時代のことも書かれている。
HTKを辞めてグラビアアイドルとかもやったり、暗中模索しながら自分で売り出すという偉業を成し遂げる凄さが書かれているんだけど、本人は精一杯に行動していると書かれているところにリアル感がすごく出ている。事務所でさえ男性ファンにというのが本人の感触で女性に向けてパフォーマンスをしていった方がいいというので事務所を辞めてフリーランスになったりする。
売れない時に親とか祖母の小遣いで生活をしたり、彼氏の住まいに居候したりするところとかは凄く共感がもてる。世間から疑いをかけられたまま終わりたくないという感情はすごくリアルに伝わってくる。主要なSNSとしてTwitter・Instagram・YouTube・Facebook・ブログがあるらしく、そこら辺の長所・短所や使い方などが詳しく書かれている。「共感SNS」という本ではEコマースというかマーケティングの事まで書かれている。
さらにこの人のすごいのは仕事の依頼というか、YouTubeの編集などをTwitterで依頼してアウトソーシングしてしまうというのが凄いというかホントのマネジメントが出来てる感がある。そもそもそれ前はクリエイターというか自分で表現したいという人がYouTubeをやっていた感じがあるしヒカキンとかは未だに自分で編集といっている。
編集って面倒くさいし簡単なものでも結構時間がかかる。それを任せてしまえば時間は取れるし、撮影や編集をしたい人には仕事としての提供ができる。それをしっかり理解しているところが凄いと思う。今なんかはそれが普通になってタレントとか色々な人がYouTubeで発信することで影響力が増えてコマースが増えていくのだから、いい転換というか経営の才能もある。最終的にはこだわりから自分で編集を始めて出来るようになったらしいけど、経営者的発想がもうその時点である。
色々で未だに避難されているが本人はどこ吹く風という感じなところも既存のメディアでなく自分発信というのが強みになるからなのかと思う。ホリエモンは仕事をアウトソーシングするのが当たり前といって本を書いてもらって作品としてだしたりするのも凄いし、昔のタレント本みたいに写真のみ本人であとはゴーストっていうのもいいのかな?と思うようになってくるw
昔にアイドルが書いた本でサブ・タイトルに「ホントに自分で書きました」というのが載っていたので笑ったことがあったけど、そういう本でも売れたアイドル時代があった。80年代初期に偶像崇拝というか女性に目もくれずに勉強や部活動をさせられていたからなのか?(その頃はスパルタだった)熱狂的なファンが沢山いた。それからおニャン子クラブという自分達でつくるアイドルがあってみたいな感じだった。それでも製作者の意図をでない域があった気がする。
その頃もアイドルには興味がなかったので僕自身の経験とかはない。友達に興味のある人がいてAKB48とかも人気が出る前なんかは秋葉原の劇場にいったら普通に会えたらしい。そういう中で人気が出るとマネージメントする方が気に入る人が人気が出るようになっていくみたいで、テレビとかもチェンジてすとばかり女性やお笑いで出演する人が入れ替わる。
自分でマネージメントをして企画・制作をして、コマースをして利益をあげてということが出来るようになった時にどうなるのかな?というのはすごごい変化になっていく感じはする。テレビでマツコ会議でMVのアニメーションの特集をやっていて、ずっと真夜中でいいのに。の『秒針を噛む』のMVのアニメーションを担当しているWabokuというアニメーション作家が制作していて3か月ぐらいで制作して相場的には100万円ぐらいらしい。(テレビでやってた)個人的でも制作は大変だし高級感のある感じはするけどあのクオリティーでというのが正直ある。
やっぱり簡単にはアウトソーシングなんてできない。やっぱり博打というかちゃんとしたビジネスが入らないと大変だしスポンサーとかがいないと資金繰りとかも大変だと思うそれをクリアできてる時点で凄いし有名になるのもちゃんとした理由があるんだと納得できる。ゆうこすさんのYouTubeは女性向けなので観てないしInstagramとかも興味ないけど、すごい人なのはホントによくわかった。
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