日本BLドラマ「ジャックフロスト」第3話を本気で見た

今期ドラマがどんどん最終回を迎えるシーズンになってまいりました。
さすがに早すぎるよね……もう3月も中旬だと思うとゾッとします……。
ちなみに心理学用語の中に「ジャネーの法則」というものがあって、歳を重ねた方が時間の流れが早く感じることを説明した理論なんですけど、時間の心理的長さは年齢に反比例するっていう。理論上、10歳の1年は10分の1だけど30歳の1年は30分の1、ということは10歳と比べて今は3倍の早さ。……本当に?

ジャネーの法則が全然腑に落ちなかったところで、3話。
最近知ったんだけどジャックフロストが全6話らしくて、もう全力の「ちょっと待って」をぶつけたいです。
監督とプロデューサー様、ここはひとつ、10話までなんとかなりませんか……なりませんかね……(念力岩をも通したいオタク)。

山中湖にやってきた2人。
上機嫌な律「ねえ、見て。このアウター良くない?」上機嫌な郁哉「うん」「一昨日買ったんだ~」ってかわいい。
奥沢律選手、かわいさのトップスピード更新です。おめでとうございます。
それで郁哉が「危ないから前見て歩けよ」って小さい子に言うみたいに言って、律が隣に並ぶ。
ここの律の逆光のシルエットまで可愛くて笑いました。
この郁哉のしっかり者感が出た直後に「空気がうまいな~」って言うんですけど、律「ねえ郁哉くん、今日それ7回くらい言ってる」「そんな変わんないってば」って突っ込むのも笑いました。2人ともちゃんと浮かれている。
律が意外とツッコミできるタイプというか、冷静な一面もあるっぽいのすごくいいですよね。

宿泊地にやってきた2人ですが、律は「前にも来たことあるんだよね?」と郁哉に聞いて、建物を眺めて「何も思い出せない……」。
ということは、律が以前来たときも郁哉と一緒だったことを意味します。
「まあ、無理すんなよ」「でも……」「大丈夫だよ。俺もあんまり覚えてないし」「え、それはちょっとやばくない?」「え、やばいかな?」
いやいや、過去に律と一緒に来たことあんまり覚えてないことにするのやめて!?!?!?全然覚えてるよね?!?!?むしろ大切な思い出すぎて絶対忘れないでしょ?!!?
あと郁哉の言葉によって恋する律の気持ちが揺れ動くのがもうたまらなくて死にそう。私の情緒まで振り回されまくってる。

中に入った律「いい部屋じゃん!」「いや、予約したの律だし」「覚えてないけどね」
これは郁哉と行く予定だったから、だと思うけどどうでしょうか。
1話で律が家を飛び出していった後、なんか仲直りのきっかけ的な意味でロッジ予約したのかなとも思ったんだけど、スマホ置いて出てたから違うよね……。
それで郁哉が律に「ありがとう」って声をかける。嬉しそうに「うん」っていう律かわいい大賞、受賞おめでとうございます。
別荘の中を見てまわり「キッチンもある! 住めるじゃん!」って嬉しそうにしてると、「前2人で来た時はここで料理してさぁ……何作ったっけ……」
と、早々にあんまり覚えていない発言した郁哉のボロが出ている件。
聞き捨てならない律「2人で、って前も俺たちだけで来たの?」
動揺する郁哉「あ、いや、それはそう、だけど」可愛い顔の律「仲良かったんだね、俺たち」
律が浮かれてるから良かったものの、もっと追求されたら郁哉はどうしたんでしょうか? 絶対隠しきれない。
そして「まあ、ルームシェアするくらいだからな」というルームシェアの念押し。やめてください……律も寂しいし自覚あるかわかりませんけど自分も傷ついてるから……。

別荘を見て、無邪気に「サウナもあるー!!」と大浮かれする律。
そこへ郁哉の「律ー、コーヒー飲むー?」っていう呼びかけがあるんだけど多幸感を覚えました。
コーヒーを受け取った律が「これ使えるのかなあ?」と薪ストーブに興味津々。郁哉が「使えるよ」って言った後、前に律と一緒に来た記憶が蘇ります。
バックでセミが鳴いてるので季節は夏。ソファーに座る律が「ねえ郁哉くん、焚き火セットもあるんだ」って言って、Super Darling Fumiyaは「律、焚き火したいの? じゃあ夜になったらしよっか」。
律って仲良くなりたての頃は「郁哉くん」って呼んでたんだね……という最重要事項が明らかになる。だからあんまり違和感なく現在の郁哉くん呼びを受け入れていたって感じ?
それで、この時の郁哉が距離を詰めてきてて「え、いいの?」って郁哉の顔を見上げた時の律。かわいい大賞2連覇おめでとうございます。
この近い距離で目があった時に郁哉が離れるんだけど、完全に律を意識していますという態度が見えまくり。当然、感覚的に律にもその独特な緊張みたいなものが伝わっているはず。
現在の郁哉に戻って「前に来た時は夏だったから、使ってないよ」「へえ、じゃあ郁哉くんも初めてなんだ」
あ~好きな人と初めてのこと共有するのって嬉しいよね……というか、過去の律と郁哉が経験していることを覚えてないのってやっぱり悔しい。だから新しく郁哉との思い出を作るっていう意味でも律にとっては大事なことなのではないかと思います。
過去と現在の板挟みになっている郁哉は「その前にさ、ちょっとこの辺散歩してみない? 車ないからそんなに遠くまではいけないけど」と誘う。
もちろん律は二つ返事でオッケーして、一緒に辺りを散歩する。

白鳥が泳ぐ山中湖を眺めて「めっちゃきれい」と感動する律。
「前も来たんだけどさ、白鳥いなくて律が拗ねたんだよ」「えー、そうなんだ」「しかも雨まで降ってきちゃってさ、どこにも行けなくて。まあ楽しかったんだけど」
いやだから郁哉、めちゃくちゃ覚えてんじゃんね?!?変な嘘はやめな!?!?という気持ちはさておき、郁哉は今回の旅行で律がやりたかったことや見たかったものを叶えてあげようとしてるのかもしれないな~と思いました。
一方、律の心は複雑です。「ごめんね。俺、郁哉くんに迷惑かけてるなあって思って……こないだも色々ついてきてもらっちゃったし、今回も……」と表情を曇らせる。
郁哉は、律の顔に手を伸ばして「律、俺は今楽しいよ」って言うわけ。
ちょっと待って。急にルームメイトの距離感が吹っ飛んでいった。さては郁哉、天然なのか……?と思ってたら郁哉のプロフィールに実は少し抜けているところも、って書いてありました。ザッツライト。
郁哉のまさかの行動に戸惑う律。そして郁哉が超真顔で「めっちゃ楽しい」っていうから思わず笑ってしまう。郁哉は、自分の気持ちを言葉にするっていうのを自分なりに実行しているのがなんとも健気であります。
「郁哉くんってモテそうだよなぁ。優しいし、勘違いされやすそう」「別に……俺だって誰にも優しいわけじゃないし」「……そうなんだ」
好きが止まらない(郁哉を絶対落としたい委員会会長)律と、律は特別だというアピールが止まらない(律と絶対別れたくない委員会会長)郁哉。
ここで律からの好意を確信している郁哉がもう……めちゃくちゃズルい男じゃない……?完全に律よりも優位。現時点での2人の結末がどういう形になるのかは郁哉次第って感じじゃないですか。フェアじゃない……。

湖から早々に別荘に戻る律に郁哉が「せっかくだから色々見て、どっかで晩ごはん食べてもいいし」と言うと、律は「郁哉くんが作ったご飯食べたい」
O・M・G。私はリアルに頭を抱えました。好きな子からそんなとびっきりの甘え方されたらどうしますか。私はとりあえず天を仰ぎます。
驚く郁哉に「あーいや、もし郁哉くんが嫌じゃなかったら、だけど……」っていう律。ここでは、郁哉の優しさを試してるのかなと思った。自分が郁哉にとってどんな存在なのかを見極めるっていうか。特別扱いされてるのは分かるけど、自分のことを恋愛的な目線で見てくれているかどうか。
「だめ?」って上目遣いの天才こと律に撃ち抜かれた郁哉は、喜び隠せぬ笑顔で「じゃあ、買い物して帰ろっか」。ルームメイトにしてはどう見てもスイートすぎる。

買い出しを終えて料理に取り掛かる郁哉、ふと律との思い出が脳裏に蘇ります。
何かを描いている律の手元を覗き込んで「なんだ、また俺描いてるのかと思った」「違うよ」
律が描いていたのは、ジャックフロストという妖精でした。
「なんかいじわるそうだね」「いたずら好きだからね」「ねえ」「ん?」「こっち向いて」でキスする。
このドラマのタイトルで見るまでジャックフロストっていう存在を知らなかったので調べたんですけど、イングランドの言い伝えで雪と氷でできた妖精。いたずら好きで無邪気な性格でありながら、怒ると相手を氷漬けにしてしまうという怖さがあるようです。
ドラマのキービジュアルの中に「記憶は凍ったまま ふたたび恋をする」っていう言葉があります。だとするとあの別れ話になったときに、怒った律が自分の中にある郁哉の記憶を凍らせたってこと??とか勝手に考えました。とりあえず、律とジャックフロストは結構リンクするポイントがあるかなと思って。
現在に戻って、向けられた視線に気づいた律が郁哉を見る。
「何描いてるのかなと思って」という郁哉に「ジャックフロスト。知ってる?」
ここでも描くんだ、ジャックフロスト……と思ったら郁哉は「知らない」と答えます。なんかもう郁哉が嘘をつくところ見るのがつらすぎる。
「いたずら好きな霜の妖精なんだ。春になると消えちゃうんだって」という律。春になると消えちゃう……ってことは、春が来るとその凍った記憶が蘇るってことなのか、それとも律が……消え……えっ……???消えないで???
自分の妄想に自分で苦しめられそうなので次に行きます。

おしゃれディナーを囲む2人。
ローストビーフとか全然出先で作るクオリティじゃなくて笑った。郁哉くんが作ったご飯食べたい、からのお手製ローストビーフ出てくると思う?さすがのSDF(Super Darling Fumiya)、律のお願いなら何でも叶えてくれる。
律は「ん~! 郁哉くん天才なの?」って語尾にハート乱舞してて笑う。
大げさだよ~って言いながらも、そうかな?って受け入れる郁哉。もっとしっかり喜んでいいよ!!!!よかったね!!!天才!!!!
赤ワイン飲んでいる郁哉を見た律は「俺もそれ飲みたい」。郁哉と同じ飲み物飲みたがる律、保護します。
「ええ、でも律お酒弱いし……」「1杯くらいなら大丈夫だって」「え、でも……」「だめかなあ?」「だめとは言ってないけど……」
ちょっと郁哉、律の「だめ?」に弱すぎです。でも気持ちは分かる。こんな可愛い子にだめ?なんて聞かれたら絶対叶えてあげたくなるよね。分かります。郁哉は全然悪くないよ。
それで律がグラスを空にして「はい」って差し出す。で、郁哉と一緒に飲んで「おいしいね」って共有するのがあまりにもかわいい。
大人な気分とかいってニコニコしてたら、ソファーで爆睡する律……かわいいの化身でしょうか……?寝ている律の頬に水が入った冷たいグラスをくっつける郁哉さん。
目覚めたばかりで律は、ありがとうと言ってお水を飲む。隣に座って気持ち悪くないか、頭痛くないかを聞く郁哉……ちょっとママみがあるな……。
「あれっ、俺もしかして」「飲みすぎて寝た」「うわぁもうごめん、はしゃぎすぎた」好きな人の前での失態にガチ凹みです。
「この世の終わりみたいな顔すんなよ~」「だってせっかくの旅行なのに……」
すると、郁哉が律をある場所へと呼びよせます。

外に出てみると、なんと焚き火がありました。私はSDFの本気を侮っていた。前回来たときに叶えられなかった律のお願いを全部叶えていくじゃん。
この時点で既に嬉しさいっぱいの律にマシュマロも用意しちゃうなんて反則でしょ。
順調に律をときめかせていると「なんで郁哉くん俺がしたいこと分かるの?」って聞かれて「それは分かるよ、だってルームメイトだし」。
「そっか、そうだよね」って言いながらこっそり肩を落とす律。
そりゃあ自分のわがままにも応えてくれて、しかも郁哉から「誰にでも優しいわけじゃない」って言われて、どう考えたって期待せざるをえないのに、いきなり突き落とす言葉、それが「ルームメイト」。
もうルームメイト禁止ワードにしたほうがいい……ルームメイトって言ってる郁哉自身も傷を抉ってるし……みんなつらくなってるから……。
過去に戻り、初めて律と一緒に来たときのことを思い出す郁哉。
窓の前で雨が降っているのを残念そうに眺める律に「そんなにしたかったの? 焚き火」と聞く。せっかく来たのに……と落ち込む律。
そこで郁哉が「また来ればいいじゃん」と言って「え!また来てくれるの?」と一気に律の機嫌を直す。
「まぁ、また商店街のくじ引きで当たったらかなぁ」「えー?」「律は知らないと思うけど、ここ普通に来ると結構高いんだぞ」
これって、どうでしょうか。この人、本当にくじ引きで当たってますか…?普通に律のために奮発してませんか…?律の負担にならないようにって当たったことにして奮発して誘ったんじゃないですか……???
と思ってたら、結局「また来よう」って言ってくれる郁哉。「うん、約束ね!」って嬉しくてにこにこになる律。また来ようの約束ちゃんと守れたね……こんな形になるとは思わなかったけど……。

部屋に戻ってきた2人。
「焚き火してたとはいえ流石に冷えたな。風呂沸かしてるから、律先に入ってこいよ」と言い、既に律のためにお風呂を沸かしてる抜かりなきSDF。
すると律は「いや、一緒に入っちゃおうよ」り、律……!!
「郁哉くんも体冷えたでしょ? うわあほら、もう手もすごく冷えてる」と手を握ってナチュラルにボディタッチする律……!!!
しかし郁哉は「でもさすがに……」とか言うので、律は「ああ、ごめん。一緒に風呂とかさすがに嫌だよな……ごめん、忘れて」と居たたまれなくなってしまう。そして郁哉は、律の萎縮するような様子に「いや、っていうか」と弁解しようとするんだけど「ほんと、忘れて」と念押しされてしまい「分かった」というしかなくなる。
もう!!!!お願いだから!!!期待してる律の情緒を振り回さないでもらっていいですか!!!!って思ってたら、誘われて動揺してる郁哉が部屋の扉を開ける。そこは寝室で、ベッドの上には色違いのガウンが2つ並んでて、色々察しました。

過去に戻りまして、同じベッドで背中合わせで寝ている2人。
郁哉が隣の律のことをめちゃくちゃ気にしてちょっと振り返っちゃったりして、布団が一つだからそのちょっと引っ張ったりすると律にも影響するっていう。で、律が「起きてる?」って聞く。寝れるわけがない。
「起きてる、けど」「楽しかったね」「うん、焚き火はできなかったけど」「約束ね?」「うん、約束」
焚き火の約束もちゃんと守ってくれたんだね郁哉……と思ってたら、律の様子がちょっとおかしい。
「俺、今結構緊張してて」「え? どうして」「そういうことするのかなって、勝手に期待してドキドキしてる」
律のすごいところ。律は「今緊張してる」、その理由は「そういうことするのかなって」「勝手に期待して」「ドキドキしている」。
「緊張している」だけだとちょっとネガティブっぽい要素があるけど、その少しの懸念を一掃する「勝手に期待して」という言葉。
律は、郁哉に対して自分たちの関係が先へ進むことを期待していると分かりやすく伝えた。すごい据え膳。
ということは、律と郁哉はまだちゃんとお互いの気持ちを表に出してないってこと?と思ったら、郁哉が飛び起きて笑いました。
郁哉の気配を感じて律も体を起こし、お互いに見つめる。それで郁哉が律にキスをする。かすかな明かりが郁哉の背中を照らす感じといい、律のドキドキしてる表情といい、どの一瞬も美でした。額に入れよう。
キスをした後に郁哉が「これって、律も俺のこと好きってこと?」って聞く。それは……さすがにキスする前に聞くことじゃないのかな!?!?!とは思いましたが、あの律から声をかけられる前の郁哉の様子からして彼は圧倒的に余裕がない。郁哉的にはスマートにいきたいはずなのに、全然余裕がないから思わずキスしちゃったのかなと思ったら可愛く見えてきました。
そして律が笑って「好きじゃなきゃそもそも来ないし」っていうんだけどこの時の目が、完全に「あ~郁哉かわいいな~」っていう目。
あれ……? もしかして奥沢律ってかわいいだけじゃなくて魔性でもあるんですか……?
2人が無言で見つめ合う間があって、その律がすごいので何度も一時停止をさせていただきました。ありがとうございます。この間は、お互いに2回目のキスのタイミングを探り合っているんだと思うんですけど、律が郁哉の方にちょっとだけ寄って、軽く口を開く。それで郁哉はまた律にキスをする。
魔性確定。誘い方完璧。
律のガウンを脱がせて押し倒しての「ごめん、ちょっと我慢できない」。
郁哉は絶対めっちゃ余裕ある感じで律との初夜に持ち込みたかったよな……と思ったら、すごい応援する気持ちが芽生えてしまった。冷静になってみると人の初夜を応援するの人生初で笑った。オタクやってるといろんなことがあるものです。
そして律はそんな郁哉に「我慢しなくていいよ」と優しく告げて手をのばす。律、完全に普段のしっかり者で世話好きな郁哉と、自分を前にして余裕をなくしている郁哉とのギャップにきゅんきゅんしてたと思う。デキる男のちょっとかっこ悪かったり情けないところ絶対好き。嫌いな人いないか。
そこで郁哉さんは「煽りすぎ」って言ってて、理性と欲求のせめぎ合いを垣間見ました。優しくスマートな感じで行きたいけど、めちゃくちゃ焚きつけられてしまってコントロール失いそうなグラつき……。
そんなグラつく郁哉に律は「煽ってないし。郁哉も脱いで」。
ここで呼び捨てを放り込む律、どうですか?すごいですよね。郁哉ひとたまりもないじゃん。私のなけなしの語彙も消えました。ありがとうございました。
このシーンは上にいる郁哉が主導権を握っているように見えて、律が場を掌握している。
やっぱり初めての夜ということで、郁哉がちょっと不安げっていうか、その律の様子を常に伺うところで、律は郁哉の顔に手を添えて「幸せ」って言っちゃうわけ。
郁哉は気持ちに余裕がない中でも「いい?」って律に聞いてて、体の触れ方とかに対して律がどんなふうに思うのか、不快に感じていないかを気にかけているのを感じた律が「幸せ」という言葉で郁哉からの全てを受け入れる。これは勝てないよね。完敗です。

回想から戻り、めちゃくちゃ複雑な気持ちでリビングに戻ってくると、律が半裸でソファーにいるのでビビる郁哉。ちょっと半裸のタイミング良すぎ。
「おぉい……服着ろよ」「いま整い中~」「なんか着ろよ。風邪引くぞ」「あとパジャマ忘れちゃった」「あぁ……上にガウンあるから、それ着ろよ」
律に絶対服を着てほしい郁哉、わざわざ自分からベッドが一つしかないことに言及します。
「ベッド一つしか無いけど、心配しなくていいから。俺はソファーで寝るし」
これはおそらく病院から帰った日の夜、律が郁哉に「ここで一緒に寝るの?」って聞いたことを相当に気にしている。
その言葉を受けた律は「一緒に寝ようよ。ソファーなんかで寝たら、郁哉くんこそ風邪引いちゃうよ」「お前……そんな格好でよく言えるな」
あの郁哉ってなんか自分の気持ちとかを隠そうとするときにちょっと態度が強めになるような気がするんだけどそれが本当に律のことを傷つけてないかなって心配になっちゃうのでもうちょっと優しめな言葉でお願いできませんか?(本当にあった怖いノンブレス)
そして律は「あと、俺……嫌じゃないし、一緒に寝るの。あ、郁哉くんが嫌だったらいいけど」
私、律が何かと「郁哉くんが嫌だったら」って言うの心がギュッとなる。郁哉が嫌なわけないから……記憶なくなる前は付き合って別れたって言い出せないくらい律のこと好きだからそんな切ないこと言わなくていいよ……という親的な何目線か分からない視点を得ました。

お風呂から出た郁哉は、律が眠る寝室まで行って扉開けて「……起きてる?」って問いかけて部屋から立ち去る。
それで扉が閉じたあとに「起きてるよ」って言っちゃう律。
これはもう……律の気持ちになったら死にそうでしたね。
郁哉に「ソファーなんて風邪引いちゃうし一緒に寝ようよ」って誘った+「一緒に寝るのが嫌じゃない」と伝えている-お風呂一緒入っちゃおうって言ったら「さすがに……」って言われちゃった=郁哉が寝室に来てくれる確率という式が出来上がったんだけど、これは寝てる場合じゃないよね。
絶対階段を登ってくる時の郁哉の足音が聞こえてドキドキして、ついに扉が開いた! と思って、また何かお風呂の時みたいに変な感じになったら嫌だから寝たふりして郁哉が布団に入ってくるのを待ってたら部屋出てっちゃうんだからもう無理よ。気持ちがすごいかき乱されるじゃん。

その後、郁哉はソファーで寝るために下の階に降りる。そこでふと、律と初めての朝を迎えたときのことを思い出すわけです。
ガウン着てキッチンに立ってる2人。律がマグカップこっちがいいって言って、「はいはい、こっちね」って言って郁哉がコーヒーの用意をしてくれる。
そして律が後ろから郁哉のことぎゅってするのが超絶かわいいので、心臓のあたりを強めに叩いてから見てください。かわいいショックが大きいので。
郁哉はあまりにも幸せすぎるためにニヤニヤが抑えきれないまま「どうしたの?」って聞く。「いや、さっきのこと思い出したら恥ずかしくなった」っていう律。さっきって……あなたたち、もう結構日が昇ってもお楽しみでいらっしゃいましたか………そうですか……それはもう……何よりです……。
「邪魔?」って聞くのかわいいし、「邪魔、じゃないけどお湯入れる時危ないから離れてね」っていう郁哉もな~んか強がっちゃってかわいい。
律のほうが一枚上手なので「じゃあ今はまだこうしてていい?」って言ってくっついてるのがまたいいですよね。
すると郁哉は腰に回ってた律の手を解いてくるりと律の方を向いて、もう一回律の手を自分の腰に持っていくの超やばかったし、それで律にキスするんだけど「こっちのほうがいいんじゃない?」。
そんな、自分も律にくっついてイチャイチャしたいくせにさ~~~律がしたいみたいな風にしてさ~~~!!ずっる~~~~!!!!と思ってたけど2人が幸せそうなのでなんでもいいです。私はふみりつ絶対幸せにしたい委員会なので。
そして現在、ひとり暗闇に佇む郁哉……(涙)っていうところで3話でした。

律が予約した山中湖の別荘が郁哉との思い出(甘々の初夜)の場所だったことが発覚し、回想が良すぎて何度か意識を飛ばした3話でした。ありがとうございました。万物に感謝。
Super Darling Fumiyaさんのかっこつけ天然不器用な一面が見えて愛くるしさを覚えました。絶対に商店街の福引当たったじゃなくて、律にいいところみせようとして奮発したと思っていますが真相はいかがでしょうか。ま〜どっちでもいっか!!!いい初夜だったから!!!
ということで、今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました!


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二鹿
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