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京都でゆったり紅葉旅 ~光明寺・善峯寺~
「この秋は京都で紅葉を楽しみたいな」
そうは思ったものの、今年の京都には多くの観光客が押し寄せそうで、ちょっとためらいが。
そこで、京都の中心部から少し離れた長岡京市の光明寺と、京都市西京区の善峯寺(よしみねでら)を11月下旬、訪ねてみることにしました。
光明寺へ
まず訪ねたのは光明寺です。京都市左京区在住の長男のところに前泊をして、そこから車で約40分程度で到着。
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平日の午前10時ごろ、参拝者はまだ少なくて、見事な紅葉の表参道をゆっくり歩くことができました。お天気にも恵まれ、紅葉や黄葉に覆われた青空を仰ぎながらの散策。
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同じ木でも色づきには差があってグラデーションになっているものも美しかったです。
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表参道の石段を上りきったなら境内へ。こちらには花手水舎があり、紅葉の背景と相まって、菊の花毬がなんとも雅な雰囲気です。
鐘楼の近くの紅葉も見事な色づきでした。
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光明寺は西山浄土宗の総本山。「南無阿弥陀仏」を唱えることで誰もが極楽浄土へ往生できる、と、法然上人が初めて教えを説かれた場所なのだそうです。
時は平安時代後期。戦乱の気配が忍び寄る中、多くの人々がその教えに救われたことと思います。
御影堂では法然上人の「張り子の御影」に参拝。流罪となる前、大切にしていたお母さまからの手紙を法然上人自らが張り合わせ、死を覚悟した遺影として弟子たちに託したものです。
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御影堂を出た後は、薬師門を抜けて一番の見どころ「もみじ参道」へ。
立ち並ぶ紅葉に覆われた道は、日差しまでが色づいているよう。
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11時を回り、少し人は増えてきましたが、こちらもゆっくりと歩きつつ紅葉を堪能することができました。
紅葉の山、善峯寺へ
午後からは京都市西京区の善峯寺(よしみねでら)へ。光明寺からは車で20分程度、彼方に見えていた彩り美しい紅葉の山が次第に近づいてきて、どんどんその山を登ってゆく……そんな道のりで、山の中腹にある広い駐車場にたどり着きました。
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善峯寺は「西国三十三所」の 第二十番札所です。私は三年ほど前から巡礼を始めており、この日もまずは千手観音様に参拝。『勤行次第』に従ってご真言や般若心経、御詠歌などを唱え、無事、御朱印をいただくことができました。
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善峯寺からは紅葉と共に京都市街を見渡すことができます。
境内は山そのもので、坂道を上り下りしつつお堂を回り、至る所で紅葉の風景を楽しみました。
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善峯寺は「おちないお守り」で知られている寺院でもあります。
阪神淡路大震災の際、高速道路が崩落して前輪が宙に浮いたまま転落をまぬがれたバスがあったのですが、その時の運転手さんが善峯寺のお守りを持っていたそうです。
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午後二時を回っても参拝者はそれほど多くなく、ゆったり落ち着いての紅葉散策。とてもありがたかったです。
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帰り道には、民家の屋根でくつろぐおサルを発見。じっと遠くの紅葉山を見ていて、まるで一句詠んでいるような姿に和みました。
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今年の紅葉旅はのんびりゆったり、心ゆくまで秋深い風景を味わうことができました。そして、京都には中心部だけではなく周辺部にも魅力的なところがあることを体感。これからの季節、他にもまた興味深い場所を探して京都を旅したいと考えています。
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