幼稚園リュック、借りた本、わざと忘れさせました。
幼稚園に着いて、意気揚々と門を潜り(リュックもなくて身軽だったのかな)、
ルンルンで走っていく長男ドス。
早く来れたねって嬉しそうに微笑む長女ウーノ。
ごめんね、お母さん。
あなたが本を忘れてる事。
先に行ったドスがリュックを忘れてる事。
もちろんもちろん知ってますとも。
でもね、言わないでいるんです。
喉のほんのここまで言葉が出てきたけど、
なんとかなんとか我慢して、言わないでいました。
部屋に近づいてきた時。
『ねぇ、ウーノ。借りた本は持ってきた?』
「、、、あ、」
どうしよう、どうしよう って
一気に不安な表情になったね。
でも私は、2回、
今日は本を返す日だったね。カバンに入れちゃおうか。
って、言ったよ。
それでもその時にいれなかったのは、あなたです。
次男トレスと
よーい、どんっ!
と、走っていたドス。
先生「あれ?ドスくん。リュックは?」
先生に言われて、まず私をみたね。
私が持ってきてると思ってた?
うん。多分今までは持ってきてました。
やっぱりそれがダメだったね。
『私は持ってないよ』
その言葉に、一気に表情をかたくして。
ドス「、、えーっと。、、、えーーっと、、」
って、初めて自分の責任として感じられたかな?
『どうするの?』
私が聞くと、
長ーーい沈黙の後
「、、、わかんない。」
って、一言。
そりゃあ分からないよね。
今までお母さんが持ってきちゃってたから。
忘れたら悪いと思い込んで、忘れないようにさせちゃってたから。
こまった こまった こまった
その気持ちを忘れちゃいけないよ。
本を持っていこう。も、
リュック背負って。も、
私が困るから言ってるんじゃないの。
私のために本を持っていってるわけじゃない。
私のためにリュックを背負っていくんじゃない。
全部、自分のため。
困るのは、「私」じゃなくて、
『あなた』だよ。
まだまだ一緒に責任が取れる今だから、
たくさん失敗して学んで欲しい。
お母さん、今なら甘んじて、一緒に責任取るよ。
本、金曜日に持ってきます。
自分で言えたね。
「リュック取りに行く。」
いいともいいとも、私はまだ育休ですから。
一緒に取りに行く時間はありますよ。
そのかわり、「リュック持ってくるね。」
なんて、絶対に言いません。
ここで私が持ってきちゃったら、もうあなたは「困れない」からね。
誰のためにやってるの?
を私が忘れちゃいけないと痛感した日。
やるかやらないかの選択肢は、
あなた
が持ってるの。
それを忘れないでね。
お母さん、言葉をグッと堪えて、見守ります。
子どもの責任と、親の責任を分けて考る。
子どもの問題と親の感情を一緒にしない。
そんなある日の朝でした。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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ありがとうございます。
長女5歳ウーノ、長男4歳ドス。次男2歳トレス。次女6ヶ月クワトロ。
4人のママです。
育児やお金の管理、大好きなアウトドアについて、ちょこちょこアップしています^ ^