Human resources development
今日のタイトルは「人材育成〔開発〕」です。
「human resources」は人的資源のことで、組織の最も貴重な資源は人材でです。
一般的には、「ヒト、モノ、カネ、情報、時間、知的財産」などが経営資源
と言われます。
プロ野球の名捕手で戦後初の3冠王にもなり、監督としても4球団を率いて3度の日本一に輝いた野村克也(84歳)さんが2月11日、東京都内の病院で虚血性心不全のため亡くなったという訃報(news of death)がニュースで流れました。
プロ野球の一ファンとして、また以前、少年野球のコーチをやっていたこと
もあって、監督としての手腕や評論家としての解説に着目していました。
プロとしての厳しい勝負の世界にあって、単にその時々の勝ち負けだけの
短期的な状況判断だけではない観点から選手を見ていると感じていました。
テスト生から歩んできたプロ野球人生と貪るように本を読むことで、自分の言葉を獲得し、数々の名言・格言を残しているので、学べることが多々ありました。
営業マネジャー時代に、特に「人材育成」の重要性を感じていたので
大変、参考になりました。
ほんの一部ですが、自分流に読み替えていました。
「野球人たる前に社会人たれ」⇒「企業人たる前に社会人たれ」
「未熟者にスランプなどあるわけがない」⇒「単に基礎・基本ができていないだけ」
「失敗と書いて、せいちょう(成長)と読む」⇒「失敗は成功のもと」
「選手というものは、監督をよく見ている」⇒「部下というものは、上司をよく見ている」
「メモは連想を呼び、想像(創造)力を刺激する」⇒「伸びる人はオリジナルのメモやノートをつけている」
「もうダメだではなく、まだダメだ」⇒「もうはまだなり」
「ライバルをつくれ」⇒「切磋琢磨」
「プロとは、あたりまえのことをあたりまえにする者をいう」⇒「凡事徹底」
「組織はリーダーの力量以上には伸びない」⇒「組織論の常識」
「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」
この格言を色紙に書いたところ、こんな抗議が来たことがあるとのこと。
「財を遺すために一所懸命働いているのに、それが下とは何事か!」
財産を遺すのも業績を遺すのも大切だが、人を遺すのはそれ以上に困難で
あり、人を遺すことができれば、財産も業績もおのずとついてくるという
真意が誤解されたようです。
目先の勝利にこだわれば、ここでピッチャー交代と頭ではわかっていても
長い目でみれば、そのほうがその選手のためになり、ひいてはチームにとっても有益だと確信がある場合は続投させたそうです。
他球団をお払い箱になってやってきた選手を「再生工場」といわれたように
活躍できる選手として大きく蘇らせた手腕はさすがです。
心からお悔やみ申し上げます。(Please accept my sincere condolences.)
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