Paradox
〈背理〉〈逆理〉〈逆説〉と訳される論理学用語の「パラドックス」
ですが、哲学、数学、物理、経済学、医療、健康などいろいろな分野に
登場します。
前回、結婚式&結婚披露宴について書いたので、幸せいっぱいだった
新郎新婦にちなんで、今日は「幸福のパラドックス」についてです。
お金は大切で、まず生活をする上で最低限必要なのは当然なので、
貧困と不幸の相関度は一般的には高いはずですが、ある程度より生活
水準が高くなると「金持ちだからといってそれほど幸福でもない」と
いうことが出てきます。
人間全体の幸福度に関する要因のうち、外部の環境要因が左右する
幸福度は10%ほでしかないという研究結果があるそうです。
では、何が幸福度を左右するのかと言うと、研究では次の「3つの
考え方」とされています。
1)感謝・・・人に対してだけではなく、神様、自然、動物など
あらゆるものに感謝できる感情
2)許容・・・過去の記憶の中にある自分に危害を加えた人や不幸な
体験を許し、自らのネガティブな感情を解放させる態度
3)気づき・・・いつも周りにある幸せの種に気づき味わえて、何事も
当たり前として見過ごしてしまわない感覚
ポジティブ心理学の研究成果から言えることは、お金持ちや出世など、
成功したから幸福になるのではなく、この3つの考え方をもっていた
からこそ幸福になって結果として成功したということです。
やはり本稿の統一テーマである「考え方がものをいう」ことを再認識
させてくれる知見です。
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